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(07/03 更新) | 穏やかな磯 | ||||
(07/29 更新) | 続・穏やかな磯 | |||||
(08/31 更新) | 磯はまだ寂しき | |||||
(11/08 更新) | 2ヶ月振りの磯 | |||||
(11/23 更新) | 大潮なれど |
気温は低いけれど好天が続く11月の中旬、潮時表では大潮、天気予報では穏やかな風、とのことで磯へでかけてみました。
大潮といっても、夜に引いて昼間は引かない時期です。当日の最低潮位は100cm、磯へ着いて眺めてみれば、いつもより海が広く感じられました。おまけに北よりの風が強く、穏やかな風という予報は既に岩にへばりついている状態。思わず「寒っ」と肩をすぼめる始末です。
少し前にタイドプールとなったところにコトヒキとクロサギが泳いでいます。水温を測ってみると15℃で、もう死滅回遊魚にとっては限界に近い水温です。ここで前に見られたシマスズメダイなどはもういませんでした。寒いので風を避けて暖かい場所だけを見て廻りましたが、タイドプール自体の数が少なく、また魚影もとても薄く、オヤビッチャ3匹、シマスズメダイ1匹などといったかんじで、結局この日は2時間ほどで切り上げてしまうことになりました。
天気が良かったらひょっこり行くかもしれませんが、今年の採集はこれで終了の予定です。
今年は、黒潮の離岸が大きいことの影響や当方のアクシデントであまり海に行けなかったこともありますが、チョウチョウウオ科はついに一度も見ることはありませんでした。自然条件からみれば貴重な年なのですが、やっぱりちょっと華やかさが欲しいですね。これは精神高揚に影響しますよ。 というわけで、毎年のことながら「来年に期待」です。
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当方、ちょっとしたアクシデント(自転車で地球に激突、右肘に2箇所のヒビあり固定)がありまして、磯採集として大事な9月、10月は海に行くことが出来ませんでした。やっとこさ行けるようになってみれば季節はもう立冬。磯採集には厳しい時の到来です。
久しぶりの採集日、天気は秋晴れの快晴!なれど、風が強く、結果的には普段の半分程度しか見れない状況でした。
午前9時頃の気温は16℃、このころにできたタイドプールの水温は17℃で、まだ死滅回遊魚とはならない温度です。でもここではハゼしか居ません。何箇所か見て廻りますが、魚の姿がとっても少なくてため息がでてしまいます。毎年この時期でもオヤビッチャが沢山見られるところでさえも、今年は居ないのです。
採集も後半にさしかかる頃、オヤビッチャやシマスズメダイ、ソラスズメダイ1匹を確認。ソラスズメダイはやや大きい固体で、体の後半が黒く成りかけていると感じられましたが、この日は「きれいだな〜」と近くまで寄って眺めて、少しだけれど気持ちが心地よくなりました。
次のタイドプールへの移動途中で岩場から少し離れた波間で漂っているナンヨウツバメウオを発見したので採集。ナンヨウツバメウオは6年前に、約3年ほど飼育したことがありますが、ある日突然に餌を食べなくなって死んでしまい、その後はあまり縁のなかった魚です。今度は成魚になるまで付き合いたいと考えています。
この日もワクワクした気持ちにしてくれるチョウチョウウオ科には出会えませんでした。ということは、今年はこの磯で一度も顔を見ることなく採集が終了する可能性があり、これは10年振りの(淋しい)記録更新になりそうです。
諸般の事情でタイムリーな更新が遅れています。ごめんなさいね。
お盆後半の某日、磯へいってまいりました。台風11号が来る前のことです。さぞや人出が多かろう・・・との思いとは裏腹に、磯へ降りてみると釣り人がひとりだけ。そう、この日の天候は「不安定」との気象予報だったのです。案の定、間もなくすると雨が降り出し、おまけに雷もやってきました。「海水浴客に落雷」との新聞記事が頭をよぎり、私はそそくさと洞窟みたいな処へ非難しました。
30分ほどの雨宿りののち採集を開始しましたが、陸地に近いほうのタイドプールは雨水と共に泥も流れ込んでおり、濁って何も見えません。しかたがないので出来立てのタイドプールをメインに見ることにしました。
台風の接近でやや波が荒いせいか、見られる魚の数が前回より少ないです。見た目の形が深めのタイドプールに カルエボシ の付着した流木があったのでよくよく見てみると、イスズミ やブリの幼魚らしきものがいたので一応採集。別のタイドプールでは水面に横たわるマツダイがいたのでこれも捕獲。
普通、こういう流木には アミモンガラ や テンジクイサキ、シイラ なども見られるのですが、この日はここでは他には見られませんでした。「じゃ〜、他のところにはいるかな・・・」という思いで磯を徘徊しましたが、残念ながらいません。
流れ藻系の魚には出会うことができたこの日ですが、チョウチョウウオ科には全く出会えなくて「あっ来てる・・!」というワクワク感がないままの、まだまだ寂しさを感じる磯でした。
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7月末の大潮どき、台風7号が来る前のことです。
当日は台風が来る前とのことで曇空でしたが、梅雨が空けたことで意外と人は多く、近くの小学生が1クラスほど磯観察に来ていました。風はそよそよ、波も高くなく、潮もよく引いて磯採集にはもってこいなのですが・・・
お魚いないです…
もうすぐ8月ですよ!オヤビッチャぐらいいてもよさそうなのに、1匹も見あたらない。ここで「あ、前回と同じだ・・・」 と思って ⇒ 続・穏やかな・・・となったわけです。
クラゲの死骸が海底のくぼ地や吹き溜まりにたくさんありました。それをかき分け(そんなこともないのですが・・・)この日の目についた魚を2種撮ってきました。いずれも水面上からの撮影です。
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← この日、とてもきれいに見えたイシダイ(約4.5cm)。クラゲを突付いていました。 | ![]() |
約2cmほどのコショウダイ、もっと小さいのもおりましたよ。→ |
6月末の大潮どき、梅雨の合間という天気情報を得て磯へ行ってまいりました。
実は、5月の初旬より磯へは足を運んでいるのですが、更新する時間も、加えて内容も無いという状況でした。
今回、特に内容が有るかというと・・・無い!という状況です。磯はいつものようにボラ、メジナから始まって、チャガラ、キヌバリと例年どうりなのですが、少し違うと感じるのはカゴカキダイがとても少ないということです。この日も見られたカゴカキダイは3匹のみで、それもオチビチビというサイズ、いつもなら5月に見られる大きさなので、「あ、出現が遅れている」と感じてしまいした。もちろん熱帯種のお魚は「無」でございます。
カゴカキダイが6月にとても少ない年というのは8年前にもありますが、7月になったら普通に見られているので今年はこのパターンか?もしれません。温帯種と熱帯種の現れる気象条件は異なるので、この年の熱帯種がこうだから今年はこうだとは言えないのですが、ちなみにその年のチョウチョウウオ科は普通に見られています。まぁこのときの黒潮の流れ方は今年とは全く違いますけれどね。
6月末ということで期待して行った磯ですが、天気良し、風良し、に加えてまるで春のような穏やかな(魚いない)磯でありました。