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  2023年度の磯   new! 今年最後の磯採集(2023.11.17 更新)
        ホンソメワケベラとクロサギ(2023.10.30 更新)
        ナンヨウアゴナシ幼魚(2023.10.16 更新)
        マハタ幼魚(2023.10.2 更新)
        初採集のコクテンサザナミハギだったが…(2023.9.17 更新)
        ソウシハギ初採集(2023.9.3 更新)
        20年振りのアケボノチョウチョウウオ(2023.8.21 更新)
        8月真夏日の磯採集でイワサキスズメダイ(2023.8.5 更新)
        7月真夏日の磯採集(2023.7.20 更新)
        サザナミフグ(2023.7.7 更新)
        夏の兆しが見えてきたが…(2023.6.24 更新)
        ニザダイ幼魚がいっぱい(2023.6.9 更新)
        オキナメジナだった(2023.5.24 更新)
        今年初の磯採集(2023.5.11 更新)

今年最後の磯採集

今年は異常な暑さが尾を引いて、11月になっても「なんだこの暑さは…」という感じでしたが、11日になると気温は急降下して「なんだこの寒さは…」となり、今までの服装では寒くて震えました。ニュースでは降雪の話題も増え、今季一番の冷え込みとなった14日ですが、天気が良いので行ってきました磯採集。

一応、大潮なのですが潮は引かなくて平均潮位(100cm)に近い潮位です。もっと引いている時に来てみたかったのですが、悪天候が続いていましたからね。

覗けるタイドプール(潮だまり)も少ないわけですが、魚の姿も本当に少なくなりました。新しく流れ着いていると思えるような個体は見られませんでした。こんな状況だと次回の大潮にまた来るとは考えられず、この日が今年の磯採集の最後です。

最後なので、ボーッとゆっくりしたかったのですが、午後から予定があり2時間ほどで帰ってきました。

水温は19℃ 陽だまりのオヤビッチャ 天気の良い日に見える大島
〈 水温は19℃ 〉 〈 陽だまりのオヤビッチャ 〉 〈 天気の良い日に見える大島 〉

水温は19℃(9:00)、潮が引いて1時間後ぐらいのタイドプールの水温です。日差しがあって風は弱く気温は16℃。まぁこの時期らしい状況ですよ。

陽だまりのオヤビッチャ、タイドプールの窪みとなっている場所です。なんとなく日向ぼっこをしているように見えませんか?

天気の良い日に見える大島、この日は良い天気、空気も澄んでいるのでしょうね、肉眼でも良くみえました。


ホンソメワケベラとクロサギ

朝夕は寒さが感じられるようになって、磯採集に心が踊る気持ちも萎えてきたけれど、月に2回の大潮ですから、この時期の状況確認のために行ってきました磯採集。

この時期、潮があまり引かないので、見られるのはタイドプール(潮だまり)だけですね。前回と同様に魚の姿がめっきり少なくなりました。まだ新しく流れ着いていると思える小さなオヤビッチャとシマスズメダイが見られました。他の種類は順調に育っている感じです。

Tシャッで過ごせるし、新しく流れ着いている個体もいるし、もう11月なのにこの暑さ(暖かさ)!なので、次の大潮の時にも「磯採集に来れるな~」と考えた次第です。

ホンソメワケベラ クロサギ クロサギ(参考)
〈 ホンソメワケベラ 〉 〈 クロサギ 〉 〈 クロサギ(参考) 〉

ホンソメワケベラ(3.0cm)、沈んでいる海藻の枝の周りをウロウロとしていました。タイドプールで見られるなんて思いもしなかった種類です。採集するのは初めてです。

クロサギ(全長:4.7cm)、この時期には普通に見られて珍しくはないのですが、背びれの先端が黒くないこと、体の黒い模様がハッキリとしていたので、違う種類かなぁ?と思って採集してみました。帰宅後に撮影した画像を見れば、紛れもなくクロサギでした。今までずーっとクロサギの背びれ先端は黒いものと思っていましたもの。

クロサギ(参考)全長:4.5cm、2002年9月に採集した個体の画像です。ね、背びれの先端が黒いでしょー。


ナンヨウアゴナシ幼魚

10月中旬の大潮、週頭の日曜日には「木曜日あたりに行こうかな…」と考えていたけれど、月曜日からじわじわと右膝に痛みが出始めた。火曜日~水曜日は痛みのピークで、まともに歩けない、階段を登れない状態だった。木曜日~金曜日にかけて徐々に痛みが治まっていった。で、土曜日に行ってきました磯採集。

当日は潮があまり引かないし、台風15号の影響でうねりもあり、外洋に近い磯はかなりの波を被っていました。こんな状況なのでいつもの半分ほどを見て回りました。タイドプール(潮だまり)には魚の姿が少なくて、一気にいなくなってしまったという感じですね。

小さい個体(3cm以下)が見られたのは、オヤビッチャ、イッテンフエダイ、チョウハン、ギンユゴイ、クロサギという感じかな。

小さなチョウハン ナンヨウアゴナシ 遊離軟条数は6本
〈 小さなチョウハン 〉 〈 ナンヨウアゴナシ 〉 〈 遊離軟条数は6本 〉

小さなチョウハン、新しく流れ着いたのかもしれません。見られたのはこの1匹だけ。成長しているチョウハンは別のタイドプールで、これも1匹見られました。

ナンヨウアゴナシ(全長:5.1cm)畳み1畳ほどのタイドプールの端にいました。採集時にはツバメコノシロと思っていて、採集するのは久しぶりなので、再撮影のつもりで持ち帰ったのですが。

撮影した画像を確認していると、体の表面に老眼では見えなかった青い点が散在しています。「ツバメコノシロにこんな青い点があったっけ??」と考えていた時に、以前そっくりな種類がいると記憶にあった、ナンヨウアゴナシの名前が浮かびました。

ナンヨウアゴナシの遊離軟条(あごの下のヒゲのように見えるもの)数は6本、ツバメコノシロは5本です。この遊離軟条が数えられるように何枚も撮影しました。

画像を確認してみると、遊離軟条数が6本であることが判りました。間違いなく、ナンヨウアゴナシです。採集されるのは稀な種となります。


マハタ幼魚

7月から続いていた猛烈な暑さが少し和らいだと感じられる9月最終週の大潮に磯採集に行ってきました。都合2日(27日と29日)に行ってきましたが、27日に採集した魚はいません。29日は息子と行ってきました。

磯は、目にうつる魚たちが減ってきています。「なにもいないね~」というようなタイドプール(潮だまり)もいくつかありました。新しく流れ着いていると思える小さなオヤビッチャはいるのだけれど、全体的に魚影は薄いと感じました。

マハタ幼魚 アカオビベラ イトフエフキ
〈 マハタ 〉 〈 アカオビベラ 〉 〈 イトフエフキ 〉

マハタ(全長:3.2cm)浅いタイドプールにいる姿を遠目で見たときにはゴマフエダイかな?と思ったのですが、確認のために採集してみるとマハタ幼魚でした。以前採集したのは11年前で、その時よりも小さい個体です。背びれ第2棘がまだ長い。

アカオビベラ(全長:2.4cm)小さな海藻に隠れた見慣れないベラを採ってみたものの、500円玉にスッポリと入る小サイズなので老眼では判別できず、持ち帰って撮影してみたところ、昨年に採集したアカオビベラの小さい個体でした。

イトフエフキ(全長:6.4cm)腰まで浸かるほどのやや広くて深いタイドプールにいました。一人だったら諦めるのですが、息子が一緒なので、二人で浅いところに誘導して採集しました。

帰宅後、網などを洗ってシャワーを浴びて、水合わせしようとバケツのフタを開けたら、なんと!隔離ケースの中で横たわっていました。エアーポンプはかけていたのですが、小さい穴が開けてある隔離ケースの中はうまく循環しなかったと考えられます。帰宅して直ぐにバケツの中を確認すれば良かったのにと反省です。初採集種だけに残念です。


初採集のコクテンサザナミハギだったが…

もう忘れてしまっていますが、台風13号が関東地方を通過していった… その6日後に磯採集に行ってきました(15日)。

磯は大きな変化は見あたらず、吹き溜まりに地上ゴミが少し集まっている以外は、いつもと変わりがないようです。タイドプール(潮だまり)で見られる魚たちの姿は全体的に少なくなっています。

一方、オヤビッチャの小っちゃいのは増えていて、フウライチョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオの小っちゃいのも数匹見られましたので、まだ新しく流れ着いていると考えられます。

コクテンサザナミハギ コクテンサザナミハギ頭部 ニセカンランハギ
〈 コクテンサザナミハギ 〉 〈 コクテンサザナミハギ頭部 〉 〈 ニセカンランハギ 〉

コクテンサザナミハギ(全長:3.7cm)オヤビッチャとベラ科の群れの中にいたもので、ニセカンランハギかな?いや違うなぁ?ということで採集した個体です。採集した時に頭部に寄生虫みたいな小さな白い付着物があるのは分かっていましたが、撮影した画像を見てみると結構範囲が広いです。名前は採集時には分からなくて、撮影後に判明しました。

コクテンサザナミハギ頭部、頭部に白い付着物があります。水槽に入れる前にピンセットで取ろうとしたのですが、寄生虫にしては厚みがありません。寄生虫ではないみたいということで、様子を見ることにして水槽に入れて撮影したのが1枚目の画像です。

次の日、見てみると白い付着物がある箇所の表皮が剥がれ落ちていました。これは細菌性の病気だと考えて、薬浴、換水で対応したのですが、残念ながら失命してしまいました。初めて採集した種だけに非常に誠に残念でなりません。

ニセカンランハギ(全長:5.1cm)別のタイドプールでボラと一緒に泳いでいたもの。本当は6月頃に現れる4cm弱のサイズが欲しいところですが、あんなに沢山のニザダイに混じっていたら、直ぐに見失ってしまいますね。尾びれの色をコクテンサザナミハギと見比べてみてください。


ソウシハギ初採集

またまた台風がやって来ました。しかも トリプル台風、磯採集に影響がありそうなのは11号、12号でしょうか。「うねりが出る前に!」と考えて行ってきました磯採集(1日)。

磯に降り立って見れば、早くも波のうねりがありました。陸地に近い浅場のタイドプール(潮だまり)は波の当りが強かったのか?魚の姿が殆ど見あたらず、これは前回と同様です。

ソウシハギ ソウシハギ浮遊 マツダイ
〈 ソウシハギ 〉 〈 ソウシハギ浮遊 〉 〈 マツダイ 〉

ソウシハギ(全長:5.8cm)ひざ下の浅瀬で流れ藻や漂流物についている幼魚が3匹ほどが見られ、その中で一番小さい個体を採集して持ち帰りました。青森県以南で見られる普通種ですが、ここの磯で見るのは初めてです。

ソウシハギ浮遊、水面下で垂直に立っている木の枝についているソウシハギです。頭を下にして浮遊しており、このときの体の色は茶褐色という感じですね。

マツダイ(全長:15.2mm)1円玉のお盆に載っかるでしょう!というサイズで、これまで採集してきた幼魚のなかで一番小さい個体。大きくなった個体と体の模様はあまり変わらないですよ、ということで採集してきたものです。


20年振りのアケボノチョウチョウウオ

お盆の時期に通過していった台風7号、北海道を抜けたのを見届けて行ってきました磯採集(18日)。

磯は強い風と波で浮遊物がいっぱいか?と思いきや、全然有りませんでした。只、タイドプール(潮だまり)や浅瀬は泥っぽいので少し被われている感じはありました。強波に洗われたと思えるタイドプールには魚の姿が殆どありませんでした。

アケボノチョウチョウウオ   水温は37℃
〈 アケボノチョウチョウウオ 〉   〈 水温は37℃ 〉

アケボノチョウチョウウオ(全長:3.7cm)横長で大きめのタイドプールでチョウチョウウオと一緒に泳いでいました。ここの磯で見られるのは稀で、採集したのは実に20年振りとなります。

水温は37℃、移動している時に足を入れたタイドプールが暖かかったので、水温を測ってみると37℃もあります。深さは30㎝ほどで、よく見るとボラとフウライチョウチョウウオが泳いでいます。底のほうは水温が少し低いかもしれないけれど、いや~よく生きていられるねぇ~暑くはないのかな?


8月真夏日の磯採集でイワサキスズメダイ

連日暑いです!熱いです!「外出は極力控える」とスマホに届くけれど、行ってきました磯採集(2日)。

予定は1日でしたが、天気急変の激しい雷雨で2日に延期となりました。磯の状況は、風は弱いけれど台風6号の影響で波のうねりがあり、浅瀬は底が見えないほど濁っていました。オヤビッチャなどのスズメダイ科は増えていると感じたものの、こんな日は全体的に魚影は薄いですね。

イワサキスズメダイ クロホシイシモチ クロホシイシモチ
〈 イワサキスズメダイ 〉 〈 クロホシイシモチ比較 どちらをクリックしても同じ画面が開きます 〉

イワサキスズメダイ(全長:2.8cm)潮が引きかけた穴ぼこがある岩壁みたいなところにいました。パッと見た目にはセダカスズメダイ系の小さいやつに思えたけれど、ちょっと違うので採集してみました。

撮影した画像を確認してみると、目に黒帯がある以外にこれといった特徴が無い。スズメダイ科をパラパラと見ていくとイワサキスズメダイにたどりつきます。分布は八丈島、小笠原諸島、トカラ列島とのことですが、Web上では伊豆半島のダイバーが撮られた画像もありました。まぁ近年の温暖化や黒潮大蛇行の影響もあるので、三浦半島に流れ着いてもくるでしょう。

何を急いでいるのか?せわしなくちょこまかと動き回り撮影は大変でした。初日から人口餌を食べています…

クロホシイシモチ(全長:6.7cm)7月の上旬(サザナミフグ)の時に採集していた個体ですが、採集時は名前が判らず持ち帰りましたが、撮影した画像を見てみると、鰭(ひれ)も痛んで尾びれなどはありませんでした。翌日には死んでいると思っていたのですが、見事に復活!しました。画像をクリックして比較を見てください。

尾びれは100%の再生ではないけれど、自由に泳げるようになって餌もパッと取りに行けるようになりましたので、当日、元の磯へ帰しました。


7月真夏日の磯採集

暑い~熱いよ~と老若男女が感じている真夏日なのに、大潮ですからね~行ってきました磯採集(18日)。

磯の気温はコンクリートの多い居住地よりも2℃ほど低いのですが、日差しは変わらないし磯に日陰などはありません。今年からは日傘を新調し、遮光性99.9%以上のものを持参しています。ちょっと休憩している時に差すと身体の回復に役立ちます。

磯の状況は、前回よりも全体的に魚影が薄いと感じました。スズメダイ科は増えているようにはみえないし、ニザダイも数が減っているようです。

トビウオ科稚魚 クラゲとカワハギ幼魚 ノトイスズミ幼魚
〈 トビウオ科稚魚 〉 〈 クラゲとカワハギ幼魚 〉 〈 ノトイスズミ幼魚 〉

トビウオ科稚魚(全長:27.5mm)波の穏やかな水面下で4匹ほど見られた中で一番大きかった個体。小さい網でも下からそっと掬えます。トビウオ科の稚魚同定はとても悩ましい、頼りになるのはKさんの「ウッカリカサゴのブログ」- トビウオ科5種の稚魚 - から、アヤトビウオではないかと思われます。

クラゲとカワハギ幼魚、浅瀬でクラゲにまとわりつき突いているカワハギ幼魚たち。アミメハギかと思っていたのですが、画像を見ていたらカワハギでした。見づらいですが、透明なミズクラゲも写っています。この日は沢山のクラゲが見られました。

ノトイスズミ幼魚(全長:30mm)漂う草の葉に身を寄せていました。体の白班模様がこれまで見てきたのと少し違うので、確認するために採集してきましたが、ノトイスズミでした。画像をクリックすると体の左右の白斑模様が見られます。


サザナミフグ

前日は良い天気だったのに~!予定があり磯へは行けませんでした。当日は半晴で半曇の予報でしたが、後日よりも天気が良さそうなので行ってきました磯採集(4日)。

磯の状況は、スズメダイ科の小さいオヤビッチャが現れてきたこと、シマスズメダイも僅かに数が増えていました。チョウチョウウオ科ではチョウハン、トゲチョウチョウウオが現れました。前回と比べると少し賑やかになった印象ですね。

ニザダイは相変わらず数が多いのですが、その中にニセカンランハギも混じっていそうなんだけれど、わさわさと集団で泳ぎ廻っているので分からない状況です。

サザナミフグ オヤビッチャ テンクロスジギンポ
〈 サザナミフグ 〉 〈 オヤビッチャ 〉 〈 テンクロスジギンポ 〉

サザナミフグ(全長:16.5mm)タイドプール(潮だまり)の端の方にいました。このタイドプールにもう1匹、別のタイドプールでも1匹見られました。画像では焦げ茶色の体ですが目視では黒色です。尾びれを丸めてスーッと移動しているので、このサイズだと水中を干しブドウが移動している感じですかね。17年振りの採集となります。

オヤビッチャ(全長:18.5mm)潮が引いた浅瀬の波が穏やかなところにいました。上から見ていると体の後半が黒くてオヤビッチャには見えなかったのです。口の周辺が透明感が残っています。

テンクロスジギンポ、潮が引いた浅瀬に点在する岩の間に取り残されていました。「テンクロスジギンポかなぁ?」という感じで採集して確認してみました。昨年採集した個体より少し大きいです。


夏の兆しが見えてきたが…

梅雨時は移り気な天気で、磯へ行ける日を決めるのに悩みます。「大潮で天気が良くて風の弱い日」との予報を信じて行ってきました磯採集。(20日)。

磯は、風が全くと言っていいほど無くて良いのですが、日差しがありません。空が反射して見にくいです。魚も活発さが感じられません。

ニザダイ、メジナ、ボラは相変わらず数が多いです。チョウチョウウオ科、スズメダイ科の魚が見られるようになって夏の兆しが感じられるのですが、いつも見られるところにいないという状況で、何か全体的に魚影は薄いといった感じでした。

切り抜いた網 チョウチョウウオ シマスズメダイ
〈 切り抜いた網 〉 〈 チョウチョウウオ幼魚 〉 〈 シマスズメダイ幼魚 〉

切り抜いた網、15cm程の浅瀬にいたボウズハゼを10年振りに採集したのですが、3mmの網目に頭から突っ込んで抜けなくなってしまいました。このままでは採集が続けられないので、持ち帰って処理しようと考えて網を切り抜きました。しかしながら、帰宅直前で残念ながら命つきてしまったのです。

チョウチョウウオ幼魚、小さなタイドプール(潮だまり)にいました。この日はポツリポツリと3匹が見られました。フウライチョウチョウウオも1匹が見られて、あ~採集シーズンが来たなぁという感じですね。

シマスズメダイ幼魚、タイドプールのメジナの群れの中にいたものです。スズメダイ科が登場してくると夏の兆しが感じられますが、見られた数は3匹でまだまだ少ないです。


ニザダイ幼魚がいっぱい

6月に台風2号がやって来て、梅雨前線と伴って2日(金曜日)は嵐でした。台風の影響で6月上旬の大潮は「いつ行こうか?」ではなくて「行けるか?行けないか?」という感じでしたが、台風が抜けて磯が落ち着いたかなぁ?と思われる頃に行ってきました磯採集(7日)。

磯の状況は、タイドプール(潮だまり)の端などにはゴミが沢山浮いていて、覗くには少し邪魔と思える箇所がいくつかありましたが、「磯が荒れた」という感じはありませんでした。

イシガキダイ幼魚 サツキハゼ幼魚 ニザダイ幼魚がいっぱい
〈 イシガキダイ稚魚 〉 〈 サツキハゼ 〉 〈 ニザダイ幼魚がいっぱい 〉

イシガキダイ(稚魚)全長:1.7cm、小さな流れ藻に付いていました。採集してプラケースで見たときには「ん~イシガキダイ?」という疑問符つきでしたが、持ち帰って撮影した画像を確認してみると、やっぱりイシガキダイでした。これまでに採集した中ではいちばん小さいサイズとなり、1円玉にすっぽりと入ってしまいます。幼魚というよりは稚魚と呼びたいですね。

サツキハゼ(幼魚)3.0cm、ゆったりと水中を漂っているアゴハゼ幼魚たちの中に混じっていました。昨年に採集した個体よりも少し小さいですが、見た目は変わらないです。

ニザダイ幼魚がいっぱい、浅瀬のニザダイたちの様子です。この日は20~30匹ほどの群れがあちらこちらで見られて、ボラよりも多いのではないか?という感じです。画像には越冬したと考えられるオヤビッチャも写っていますよ。


オキナメジナだった

5月下旬の大潮、予定では2~3日あとに行くはずだったけれど、前日の午後に天気予報を見てみると「あ、あした行けそう!!」ということで行ってきました磯採集(22日)。

当日は少し風はあったけれど少し汗ばむほどの陽気で、短パンとTシャッで大丈夫でした。前回と比べると眼に映る魚の数が多かった。

オキナメジナ幼魚 ニザダイ幼魚 ニシキベラ幼魚
〈 オキナメジナ 〉 〈 ニザダイ 〉 〈 ニシキベラ 〉

オキナメジナ(幼魚)全長:3.2cm、前回と同じタイドプール(潮だまり)です。そのときはイソスズメダイとしていたけれど、この日はどうみてもオキナメジナにみえました。まぁ老眼ですものしかたないねぇ~とつぶやきながら、確認するために採集してみました。

ニザダイ(幼魚)3.3cm、またいで通るような深さ10cmたらずの小さなタイドプールで、メジナの子供たちの群れの中に1匹だけいました。半透明の同じようなニザダイは2021年の6月上旬にも採集しています。この日はポツリポツリと3匹が見られましたが半透明はこの1匹だけ。

ニシキベラ(推定:3.1cm)、海藻の間をベラ類が泳いでいたのですが、上から見ていて「何かハッキリしないな~」ということで採集してきました。この色彩模様の画像は持っていなかったですね。

磯の状況は、前回よりも見られる魚の数が増えたとはいえ、まだまだ少ないですね。海藻もまだ多いと感じました。


今年初の磯採集

5月になって磯採集に行こうと思っていたのですが、風の強い日や雨の日が多かった。天気予報を3時間ごとにチェックして、この日に行ってきました今年最初の磯採集(10日)。

自然のままの磯って気持ち良いですね!今日はほのぼのと暖かいけれど風があるので長袖シャツで丁度良かった。

タイドプール(潮だまり)を覗いてみれば、ボラとメジナが群れていました。昨年の5月のボラはサイズが大きかったけれど、今年はこの時期に妥当な大きさだと思いました。メジナは小さいのが沢山いて今年はボラよりも多いという印象です。

水温は22.5℃ イソスズメダイ ニザダイ
〈 水温は22.5℃ 〉 〈 イソスズメダイ⇒オキナメジナ 〉 〈 ニザダイ 〉

水温は22.5℃、タイドプールになりかけた浅瀬の水温です。思っていたよりは暖かく、水中に手を入れても足を入れても冷たい!とは感じません。

イソスズメダイ(推定:3cm)、オキナメジナではありませんよ。←(オキナメジナだった! 後日訂正)。放流を疑いますが、それにしてはサイズが小さいです。越冬したものとしてもサイズが小さいです。自然に流れ着いたとすれば、私の記録では6月下旬なので、このイソスズメダイは最速となります。まぁ最近は「例年では…」が通用しなくなっちゃっていますからね。この日見られたのはこの1匹だけです。

ニザダイ(推定:3.5cm)、過去にも5月に見られていますが、私の記録では5月下旬です。ということでこのニザダイも最速となりますね。口先にまだ透明感が少し残っているように見えます。この日見られたのはこの1匹だけです。

磯の状況は、2日前に「猛烈な雨」でしたから、平穏な日はまだ1日しか経っていないこともあり、見られる魚の姿はとても少ないものでした。この時期に見られるキヌバリなどは3匹しか見ていませんものね~。水温、気温はもう下がることはないでしょうから、次回からは見られる魚の数が増えていくでしょう。と期待しています。


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