磯の魚たち > 魚(幼魚)の画像 ワ行 ワニグチボラ タイドプール(潮だまり)や浅瀬で見られる小さな魚たちの紹介

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  • ( 和名 ワ行の魚 )
  • ワニグチボラ
ワニグチボラ
〔 ワニグチボラ 〕 ボラ科
 見られた時期:7月~11月

毎年見られ個体数もやや多い。主に波打ち際の水面下で体をクルリと曲げ波に揺られているのを見かけるが、タイドプールでも時折見かけられる。波に乗っての逃げ足は速いので波に翻弄されている瞬間を狙って掬う。

背中の一部に鱗がありませんが、剥がれ落ちたのではなく成長の過程だと思われます。この部分は明るい日差しを反射してキラッ!と光って見える。

水槽内でも流れのあるところを好んで泳ぐ。人工餌にも慣れるのが早く飼育は容易。
資料等による日本近海での分布
千葉県以南
撮影個体:1.7cm(成魚:18cm)
学名:Plicomugil labiosus (Valenciennes 1836) ⦿ 写真クリックで大きい画像
ワニグチボラ

当初は「セスジボラ(?)」で掲載していましたがその後、ボラ科を専門に研究されている MNさんより「ワニグチボラ」であるという情報を頂きました。

撮影個体:1.7cm(成魚:18cm)
⦿ 写真クリックで大きい画像
ワニグチボラ

ワニグチボラ
主な特徴としては
口がへの字形でない。(正面から見て)
体長2cm前後まで全身銀色だったり、灰色と銀色のまだらである。
「セスジボラ」特有の、第一背鰭前方中心部分に「隆起縁」が無い。
食生活もデトリタス(有機堆積物)食性よりもプランクトン食性である。(これは水槽内での行動を見ていると他のボラ科と違うことが解る)

関東地方で銀色っぽく輝くボラがいるとすれば、ほぼワニグチボラに間違いないということでした。

ボラ科の分類は細部に渡っており、素人にはとても難しいものです。MNさんからは他の種類についても沢山の情報を頂きまして誠に感謝しております。
本や資料等による日本近海での分布
千葉県以南
撮影個体:6.5cm(成魚:18cm)
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