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オリジナルな水槽 (スリットタイプのオーバーフロー) ( 2001.04.17 )

( ↓ 横から眺めた全体図 )

オリジナルな水槽は 800(W)×600(H)×450(D)のサイズで、厚さ 8mm のアクリル製。

ろ過方式は、初めてのオーバーフロー仕様で、アクリル水槽もオーバーフロータイプも今回が初めての経験となる訳ですが、オーバーフロー部が円筒パイプではなくて、仕切板を用いたスリット・タイプというのも、もちろん、これが初めての経験となります。

スリット構成の形も、(上から眺めて)仕切板タイプ、45度タイプ、コの字タイプなどが考えられるのですが、流量に応じてスリットの間隔を自由に変えられるようにする為には図の仕切板タイプが最も適していると思えます。

どうして?こんな面倒、無駄、なことをする?とお思いかもしれませぬが「こんなの造ってみたかった!」という想いを形にしてみたかったのですネ。

「こんなのは・・?」に至る元を辿れば、お魚のフンになります。水槽内で水流の下流域にあたる、特に壁際にフンが寄せ集まるのを見るにつけ「このフンを吸い出せたら・・・」という思いがありました。

壁際に、底面からの吸い込み口を設けたり、また吸い込み口の数を増やしたり、形状を色々変えたりもしましたが、思うようにフンが汲み出されることは無く結局、壁全面に吸い込み口を設けるスリット方式へ、考えがまとまった訳です。

右側の落込み部分の空間はちょっとモッタイナイ空間であることには間違いありませんね。

( ↓ 上から眺めた水槽図 )
水槽を上から眺めるとスリット状になっているのが良くわかりますね、この隙間を通って排水されていくのです。円筒パイプを用いたオーバーフローの中筒と外筒の隙間に相当しているわけです。

揚水ポンプを2台使えるように水槽への流入穴は2つ用意してありますが、今のところ1台で間に合っている感じがします。3つある穴は、ろ過槽への排出部です。

( ↓ 上から眺めたろ過槽図 )

3つの穴から排出された海水は、それぞれのろ過ボックスへと導かれていきます。物理ろ過ボックスは、「アジのひらき」が収まるというタッパ。その下のろ材を入れている容器は市販のダストボックス。

以前と比べて4〜5倍程マットの交換時期が長くなりました。

( ↓ 横から眺めたろ過槽図 )
数週間も経つと、蒸発した海水のために水位が下がってきます。そうすると、ろ材は水位より上に位置する格好となるため、ドライろ過のようになります。

オリジナル水槽の作成をお願いしたのは、水槽専門の ⇒ K:z キーズ さん。ここのお店に決めた理由としては、使用するアクリル板の種類がキチンと明記してあったことです。ネット上で検索することによりアクリル板の色々な特性を知ることが出来、安心してアクリル水槽の導入へと踏み切れたわけです。

さらに!詳しい水槽の様子は こちら からご覧下さい。


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