現在の水槽 我が家を訪れている魚たち チョコレート苔 自作ろ過装置 ↑ TOPへ

(自作ろ過装置は 1998.10 〜 2000.10 まで使用)
自作ろ過装置を作るにあたって考えたこと
撮影するときに暗いので、水槽上面の蛍光燈をもっと増やしたい。
上部ろ過方式を止めるが、この方式の長所 「物理マット交換のし易さ」は残したい。
オーバフロー方式もいいが、ガラス水槽は加工不可だし、下の水槽をつぶしたくない。
白点病の初期対策や水槽内のレイアウト変更時、少な〜い水で早く循環したい時がある。
ろ過曹の流入量と流出量をどうやって等しくするか。
家を空ける時がある、停電した時の対策をどうしよう。
空きスペースを利用できる大きさのろ過曹にする。

自作ろ過装置概要
上部式床置型(と名称を付けました)
 
A: 洗剤かシャンプーの空きケース
B: 支持棒(塩ビパイプ13mm)
C: 13/16変換継手、中の球は子供のオモチャ(スーパーボール)
D: 止水栓
E: 16mmホース(ろ過装置への流入)
F: 12mmホース(ろ過装置から流出)
G: 塩ビパイプ
H: 水中ポンプ
   
流入量を調節する方式です。 従って水量は E管>F管 は絶対条件。
浮力によって浮いているAは水位により上下し、 それに伴ってBとC内の球も動く。
流入量が多いと水位が上がりAが上昇、Bにより C内の球は押し上げられ、流入面積が小さくなることで流入量を制限。
水位が下がると、AとBとC内の球も下がり流入量は増加。
水位は、流入量とポンプの排出量が等しくなると変化しなくなる。
停電でポンプが止まった場合、水位は上がり、C内の球が流入口に 完全に押しつけられて流入は止まる。この場合、 E管内部の水が抜けていかないことが絶対条件で、 水が抜けると(空気が入ると)サイフォンの原理が成り立たなくなり 再稼動できません。
ポンプが再び動き始めると、水位は下がり、AとBとC内の球も供に 下がって再び流入が開始されます。
水槽内のE管(取り入れ口)から空気が入らないかぎり、 水槽内の水はいくらでも抜いていくことが可能です。 ポンプの負担は変化しませんから。

あとがき
実際は、ろ過装置への流入部(G,A〜D)は、もっとケースの壁寄りに設け、フタの部分の領域 を大きくとって物理マット類の交換をやり易くしてある。
縦型ごみ箱を使いましたが、材質がポリプロピレンなので専用の接着剤しか使えませんでした。
Cの13/16変換継手のサイズで流量が制限されるので、小型水槽向きです。
後にオーバーフロー方式に移行してみると、オーバーフローのほうが簡単でした。