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(08/17 更新) | ミナミハコフグ | |||||||||
(09/08 更新) | クロホシフエダイ |
久々に・・・といっても1ヶ月ですが、休みと大潮が重なったこの前の土曜日、息子と磯採集へ行ってきました。
磯へ降りたのが8時前、この日の予想最高気温は13度、風が吹いているここは11度。Tシャツ1枚ではとっても寒いです!
あ、申し遅れましたが長袖シャッとヤッケは羽織っておりますよ、それにしても鼻の下が広く妙に冷たく感じますが・・・。最初のタイドプール、潮が引いておよそ1時間半ほど経っています。前にクロホシフエダイを採集したところですが、魚の泳ぐ姿が見当たりません。手を差し入れると冷たく、水温を計ってみると10℃で、真に厳しい時期となってしまったことを実感いたしました。
この日の最低潮位は85cmなので、覗ける場所はとても少ないのですが、それでも見られたのはオヤビッチャなどのスズメダイ科、浅瀬では順調に成長していると推測されるチョウチョウウオの姿も1匹だけ見られました。ちなみに浅瀬での水温は15℃~16℃で熱帯性の魚にとっては限界水温にじわじわと近くなっております。
他には、誕生してからそれほど日数の経っていない半透明のカゴカキダイ稚魚、1cm+α程度のテンジクスズメダイ?やハゼ科も波の穏やかな浅瀬で見られました。(これを書いている時点で、あれは本当にテンジクスズメダイだったのか?と疑問をもっておりますが・・・)。こんなに小さい子供たちが厳しくなる気候のなかで生きていけるのかいな?なんて心配もしてみました。
結局、この日は採集した魚はいません。 風があって寒い!といっても日差しはあるので、風を避ければほどよく暖かいのです。軽くお昼ごはんを食べた後、睡眠不足の息子は横になってちょっとだけ寝てしまいました。 私は太平洋を眺めながら(この日の状況から察すれば)今年はこれで終了かな?という気がしました。 磯の状況の更新はこれでとりあえず終了となりますが、このあとは思い出したものをUPしていきます。 |
「所々で雨が降るでしょう!」という天気予報をうらめしく思いながら磯へと車を走らせた某日。
磯へ降りた頃にはさんさんと降り注ぐ陽光。両手を拡げて「来て良かった~!」と思いました。(この日は汗が流れるほど暑かったのです)
最初のタイドプールで、ボラ、クロサギ、コトヒキ・・・と、そこにいる魚を確認していると、移動した目線の先にコトヒキとはやや異なる模様に見える1匹の魚を発見。急いで網を取りに1歩移動して戻ればその魚は何処へか移動。その魚を探すのですが、ここには多数のコトヒキが泳いでおり、さらによく見ればシマイサキも一緒になって泳いでいて、う~紛らわしい。
← その魚がこちら | |||
クロホシフエダイ | コトヒキ | シマイサキ |
何とかみつけたものの、1回目のトライは失敗。その後、タイドプールの縁を3回廻って探し、無事に採集できました。
勿論、魚の名前は家に帰って写真を撮ってから判ったものです。写真を撮っているときにはシマイサキと同じくシマイサキ科の仲間ではないか?と思っていましたが、クロホシフエダイはフエダイ科で肉食性でした。
前回と比べて、オヤビッチャも普通に見られ、遅まきながらやっと夏が来た!という印象です。 今年初めての トゲチョウ を見ることができました。まだ網に追われたことがないのか手の届きそうなところまで寄ってきます。水深は15cm程なので採集は簡単ですが、我が家には成長した2匹が居るので写真だけ撮ってきました。 |
チョウチョウウオ科で新しく現れた種類はチョウハン。でもまだチビチビのサイズです。他にはニザダイらしきものもチラリと見かけました。
やっと夏が来た!感じのする磯ですが、秋の定番 クロサギ も沢山出てきており、今年の磯は短い夏で終りそうです。
事実上お盆休みに突入した当日、私の休み、息子の休み、大潮がマッチングしたので急遽磯へ行ってまいりました。
当日は 台風7号 が通過してほぼ1週間。磯が普通の状態にどのくらいまで戻っているのかが一番の気掛かりです。磯へ降りてみると、陸上には明らかに台風通過後と判る自然ごみが散乱しています。いくつかのタイドプールにも同じようにごみがあります。網で掬って退けるにはあまりにも多すぎるので、代りに流木が有るか?期待して探してみたのですが、この日はありませんでした。
タイドプールや浅瀬では所々で海藻が押し集められており、あまり良い状態ではありません。見られる魚の数もとてもサッパリしたもので、まだ磯が平常の状態に戻っているとはいえません。
台風の影響か?黒潮の流れの影響か?スズメダイ科は8月としては記録的な少なさです。でも今回はチビチビサイズが見られています。←当たり前だろ・・・と言われそうですが、今年は、これまで見られてきたもの、特にオヤビッチャなどは大きなサイズが見られてきました。2周りも3周りもあるものが突然パッと現れた感じでしたから。
息子が採集したミナミハコフグ(全長:16mm)、スノーケリングでの採集です。ここの磯で見るのは初めて!。 私は海上から、息子は海中から魚を探します。オーバハングした岩で見つけたとのこと、こういうのは海上からでは判りませんね。 |
前回から新しく現れた種類としては、カマス(多分オニカマス)の幼魚、ヒメジ科(コバンヒメジ、オキナヒメジ) 、コショウダイ、ツバメコノシロ、ソラスズメダイなど。
各地で猛暑、熱中症・・・そんなニュースを後で知ったこの日、磯へ行ってまいりました。
陽射しは確かに暑うございましたが、磯はそよそよ風と自然の空気で心地よいものでした。・・・とはいっても波のうねりが大きいのに磯へ降りてビックリです。
台風4号の影響か、波のうねりが大きくて磯は濁りがありました。 この日の潮位は10cm、さすがに最干潮の頃になると、見られるタイドプールが幾つか出てきます。 こういう波の強い日は、遊泳力の弱い幼魚はあっという間に流されてしまいますから、波の滞る箇所になるところを重点的に時間をかけて見ていきます。 |
例えば、普通、メジナは群れで見られますが、この日は群れの塊という感じでした。それだけ波が強かったということで、波の弱い場所にみんな集まってしまった結果です。
この日は採集した魚はいません。前回から増えた種類といえば、オヤビッチャ、シマスズメダイ、テンジクスズメダイ、そして、チョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオでした。
スズメダイ科は数えられる程度ですし、チョウチョウウオ科は1個体づつと、まだ数はとても少ないのですが、今年の死滅回遊魚の先発個体はこの日確認することができました。
明日は雨模様・・・そんな天気予報の合間をぬって行ってきました、6月末の大潮の磯。
どんよりとした天気の灰色の空は、タイドプールを覗くのにあまり良い条件とはいえませんが、前回同様、メジナ、チャガラ、キヌバリ、カゴカキダイの順に数が多く、新しく見られた魚といえばクロダイの幼魚です。相変わらずハゼの子供たちも浮遊遊泳しておりますが、こちらはやや少なくなったように感じました。
前々回はデジカメの不調(撮ったハズなのに撮れていなかった)、前回はデジカメを忘れてしまって磯の様子が撮れませんでしたが、今回はちゃんと持っていきました。
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今年は40~50匹ほどの群れを良く見かけます。 |
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今回採集したものではないが 全長 4cmの個体 |
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(チャガラ) | (チャガラ) |
この時期のサイズは赤みが強くでており、漁師の方も「きれいな魚がいるよ」と教えてくれます。このまま飼育できればよいのだが、やはり大きくなると色はあせてしまう。また夏場の高水温には弱い。
今回も死滅回遊魚先陣隊のスズメダイ科は、まだ見当たりませんでしたが、今年が例年どうりだとすれば7月になれば見られるはずです。
梅雨時の今日の天気は下り坂・・・そんな天気予報を尻目に、休みがとれたこの日、磯へ行ってまいりました。
水温は高いけれど、まだハゼの子供たちが浮遊遊泳しており、死滅回遊魚に出会えるには早いかな?というのが、磯へ降りての第一印象です。5月中旬に行ったときと比べると、メジナ、チャガラ、キヌバリ、カゴカキダイの順に数がとても多くなっていました。海藻は思っていたより少ない。
しばらくは網を出せる対象の魚が見つからないままにトコトコと廻っておりましたが、ある大きな岩に囲まれたタイドプールに視線を移しながら岩に移ったとき、ピンク色の何かが視界の端っこを横切りました。
「あれ?今のは?」ということで、暫らく様子を伺っていると、岩の下から出てきたのはイシモチ系であろうと思われる魚。(この時点ではネンブツダイであろうとは全く思っていませんでした。)名前が判らないので採集することに決めます。
タイドプールとはいえ、大きな岩の下に入られたら採ることはできません。追い出しぼうきで逃げ道を断とうと試みるが、失敗。岩の下に逃げられる。 再び出てくるのを待つために、ブラブラと他を廻ってみましたが、結局網を出せる魚はいませんでした。そっと戻ってみると、岩から 1m ほどのところを回遊中だったので、今度は網で逃げ道を断ち、採集です。 |
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(ネンブツダイ) |
全長は 10cm、成魚の大きさです。「日本の海水魚」(山と渓谷社)には、7~9月の産卵期になると番(つがい)で生活する。と書かれています。これは悪いことをしましたね、相棒が近くにいたのかもしれませんね。次回には海へ返す予定です。
この日の採集はこの1匹のみ。死滅回遊魚先陣のスズメダイ科は、まだ見当たりませんでした。