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秋の3連休は大潮!、都合2日を磯採集に費やしました。
初日は採集時間帯は晴れ!の予報でしたが、磯へ着いてからは曇りの一点張りで、クロサギかクロダイかの判別がつかない見え難い状態。故に、採集したい魚が見つけられないまま終了しました。
中日は雨!で出られません。3日目は晴天!で風も穏やかですが、波のうねりが多少あります(下写真:左)。このため磯のタイドプールは諦めて岩場の方のタイドプールを散策です。
通常のルートから少し外れた、ほとんど採集の実績がないタイドプールにてチョウハンを発見!。この時チラリと見たことも無いエビらしきものが眼に入るが、チョウハン狙いで採集を試みるも見事に失敗!。どこへ隠れたのかが全く判らなくなってしまって、岩に腰掛けてしばし眺めていると、先ほどのエビらしきものが眼に止まる。
日陰でエビらしきものの形は判らないが、一応採ってみようと追い出し棒でそっと追い出すと…。「な、何だぁ~」と迷わせる魚が胸ひれをヒラヒラさせながら出てきた~!。もちろん集中採集で採りましたよ!。こういう派手な魚を採ると、ドキドキします。
プラケースに入れて見たときには、シモフリタナバタウオ?と思っていました。途中でお会いしたSawadaさんにもそう伝えましたが(Sawadaさんスミません…)、家で水合わせ中に図鑑を見てみると、違いますねぇ。あとはチョウチョウコショウダイの名が頭に浮かぶが、これも違う。後は…後は…思い浮かばない…
写真を撮っている最中に、顔つきからハタ科を連想して図鑑を見て見ると。ハクテンハタが載っていました。写真を撮って、あれこれと確認して、ハクテンハタで間違いないでしょう(下写真:右)(全長:31mm)。
秋晴れの日 | ハクテンハタ |
前回から2週間しか経っていないけれど、見られる魚の種類が急に少なくなってしまいました。黒潮が離れてしまった影響が大きいでしょう。水温を測ってみると20℃(9:00)。気温も下がって採集心もやや下り気味ですが、今日廻り切れなかったタドプールもあることだし、次回の大潮も晴天の日を狙って来ようと思っています。
磯採集では期待の持てる9月、中旬の大潮には生憎と足が痛くて行けなかったのですが、下旬の大潮に息子に休みを取らせて(無理やりじゃないよ)行ってまいりました磯採集。
久しぶりに晴天を満喫できるこの日、天気良し、風も無し、で採集日和なのですが、駐車場のおじさんが「うねりが出てるよ」と言ったとおり、磯に下りてみれば台風21号の影響で波のうねりが強いこと!。息子は潜るのを断念です。
しかし、既に潮が引いてしまっているタイドプールは底の方までよ~く見えてとても静か。普通はボラがメインのタイドプールに、コトヒキ、クロダイ、クロサギ、フエダイ、サザナミフグ、シマイサキ、オニカマス、シマスズメダイ、オヤビッチャとまぁ賑やかだこと!
それらが泳ぎ回っている領域のはずれにポツンといる1匹、見た瞬間に「あ、イッテンフエダイだ!」とピピンときました。
何故なら、8日前に真鶴のタイドプールで採集したイッテンフエダイについてのメールをKさんより頂いており、その情報が私の中で整理整頓されていたからです。
さっそく息子と採りにかかりますが、ちょっと手こずりました。網と岩、網と網の微妙~な隙間をこの子はスルリと抜けてしまうのです。しかし一度抜けられればこちらも次のアタックは用心します。で、採集しましたイッテンフエダイ(下写真:左)全長:34mm。これまでに採集したフエダイ科4種と比較してみて下さい(下写真:中)、違いが判ると思います。別のタイドプールでも見られて、この日は合計3匹が確認できました。南方系の種類ですね。
別のやや深めのタイドプール、大きな岩があり表層以外でここで採集した記憶というのがありません。「ここにもシマハギがいるよ…」とふたりで眺めていると、大きな岩の横の小さい石ころの脇に小さなシマハギ?…ら・し・き・ものが見られる。でも「なんか違うねぇ…」と眺めていると、浅い窪みの石の方にチョンチョンと移動していった。息子がソッと近づいて見てみると「あ~見たこと無いなぁ」と…。
さっそく息子と採りにかかります。窪みの出口を網で塞ぎつつ片手で動かせる石をひとつひとつ除いていくのですが、いない…。追い出し棒で岩の切れ目を探索するが、いない…。逃げられたかな…と岩に腰かけてしばし出てくるのを待っていると…やはり其処にいました。
片手で網の方へと誘導するが、網の手前で立ち止まる。網を近づけるとバックする。で、ジッとしていると徐々に網の方へ移動して来た。もう…もう…大丈夫かな…と網を上げるとスルリとみごとに抜ける。
しかし、抜けた先に息子の網が拡げてあり、ゲット!。
プラケースに入れて眺めてみてハタ科であろうと推測はしましたが、名前は思いつきませんでした。持ち帰り、家の水槽で写真を撮って図鑑を引いてクエと判明しました(下写真:右)全長:34mm。
イッテンフエダイ | フエダイ科4種 | クエ |
この日もシマハギがこれまでになく多く見られました。息子がカウントして約15匹、もう2度と見られないかもしれない光景ですね。チョウハンやシマスズメダイの小さい個体が見られるので前回以降も新しく流れ着いている感じがします。
Sawadaさんに教えて頂いたチョウハンがいるタイドプールは、前半の採集に時間がかかり過ぎた所為で、足を運んだ時にはもう波が押し寄せていて白濁状態でした。
肌寒い日が続いておりますが如何お過ごしでしょうか…と、そんな異常な天気なのですが、8月下旬の大潮に磯採集に行ってまいりました。
ここ数日、今までの最低気温が最高気温という日が続いておりまして、この日も曇りで気温が低く、私は長袖長ズボンという格好で行きました。前の磯採集を思い出せば、場違いな感覚を覚えます。寒くなりました(急に!!)。
磯は黒潮暖水の波及により暖かいし、前回の状況からも良くなっているはず…という期待があります。
しかし、ひとつ~ふたつ~とタイドプールを覗いていってもボラやメジナの姿が見えません。ん…どうしたんだろう…と思いつつも6個目のタイドプールでフウライチョウチョウウオが眼に止まりました。
他にも目ぼしい魚がいないのかなぁ…と眺めていると、チョウチョウウオと追いかけっこをしているチョウハンが現れる。そして岩陰からは別のチョウチョウウオとチョウハンも姿をみせる。
ここの磯でひとつのタイドプールで5匹のチョウチョウウオ類が見られるのはとっても珍しいことで、何年ぶり、いや初めてかもしれません!。とりあえずフウライチョウチョウウオを採集しました(下写真:左)。全長:27mm。撮った写真をよく見てみると、トリクチス幼生期の名残りが僅かに残っているように見えます。参考 (トリクチス幼生:千葉県立中央博物館分館 海の博物館)
ちょっとハイ気分になってきて次のタイドプールを覗けば、シマハギが5匹泳いでおります(下写真:中)。こんなことは初めて!。そして右手の岩のあたりに視線を移せば、チョロチョロと出たり入ったりしているのはナミ、トゲ、フウライ、チョウハンが!!
なんと!チョウ科4種が同じところにいるなんて初めてです!!
今日は「すごいなぁ~」と思いつつ、しばし見とれていましたが、「この状況だとあそこにもいるだろう…」と思い立ってそのタイドプールへ足を運んでみれば、やっぱり~! いない…。
そこにはカタクチイワシの子供たちが群れているだけでした。(下写真:右)
他のタイドプールでもチョウチョウウオ科がパラパラと見られ、今日の状況をみれば「いろいろな魚たちが流れ着いている」という期待を抱かせるには十分なのですが、残念ながらドキドキするお魚には会えませんでした。途中でSawadaさんとお会いしましたが、やはり珍しいといえる魚はいないようです。
フウライチョウチョウウオ | シマハギ | カタクチイワシ |
例年になくチョウチョウウオ科は数が見られましたが、スズメダイ科のオヤビッチャとシマスズメダイについては例年の半分ほどではないかな?という感覚です。何となくまばらな磯ですね。
お盆時期の最終日、天気良し!潮良し!風まぁ良し!で息子と連れだって磯採集に行ってまいりました。今日は息子は潜りません。
この時期ですから、海地域の渋滞を覚悟していたのですが砂浜海岸の駐車場はカラカラ(5時間後の帰りには満車でしたけれど…)。結果的には行きも帰りもやや車は多いものの渋滞というものには遭遇しませんでした。採集した魚がいる場合、帰路の渋滞は魚が心配で心が落ち着きませんから。
前回より磯の状況は良くなっているはず…という目でみてみると → 良くなっていますよ!
スズメダイ科が目につくようになりました。個体は小さいけれどオヤビッチャ、シマスズメダイ、イソスズメダイ、テンジクスズメダイ、シチセンスズメダイなど、オヤビッチャなどは前回と比べると13倍に増えています。
この日に見られたチョウチョウウオ科は、チョウチョウウオ(下写真:1)とフウライチョウチョウウオ(下写真:2)の2種のみ。サイズはいずれも親指の爪大という感じでちっちゃい!
シマハギ(1匹)とニザダイも見られるのですが、今年はニザダイが多くてこれほど沢山見られるのは2011年以来です。過去の例から云えば、ニザダイが沢山見られる年はチョウチョウウオ科も数多く見られています。
と、まぁ磯はこんな状況なのですが、ここまででは採集したい!という魚が居ませんでした。
採集も終盤にさしかかった頃、「これ…カマス?」と言う息子の声で浅瀬を覗けば、カマス形ですが初めて見る容姿と泳ぎ方をしております。このままでは和名が判りません。「判らなければ採って確認!」が方針ですから採集することにしました。
普段目にするオニカマス(下写真:4)は頭を上にして漂う小枝に擬態をしていると言われ、見た目にもそう感じます。「私は小枝だ…」と擬態モードの場合は比較的簡単に採集できるのですが、「私は魚だ!」と警戒モードに突入すると、瞬きする間に網の前から消えてしまいます。あの魚体ですからもう俊足です。
初めて見るカマス形の魚は水平に泳いでおり、まぁ擬態しているようには見えません。が、俊足だろうことは予測できます。が、岩と岩の間の浅瀬ですから、なるべく隙間を作らないようにしながら、ゆっくりと網を詰めて採集しました。
家の水槽にて写真を撮ってはみたものの手持ちの図鑑などで調べても判らないので 魚類写真資料データベース にて「アカカマス」だろうと推測(全長:55mm)。カマス科の日本産の種は9種(参照:日本の海水魚)なので分布・生息域から消去法でいくと「アカカマス」か「ヤマトカマス」の2種となってしまう。
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次の大潮になるともう秋の気配か?早いね~。今日の磯の状況からは、もっと来て欲しい!という感じがします。お魚はこの先増えるのか?このままなのか?黒潮の動きがとても気になりますね。あ、磯に影響を与える台風15号と16号の動向も気になります。
7月の末日でございます。7月の後半になってから、連日のように「危険だ!」の熱中症情報がスマホに届く中、「大潮ならば…」と行ってまいりました磯採集。熱中症にならないように、着衣は白、帽子着用、水分補給の飲料水、日除けの折りたたみ傘も持参しています。
中旬以降、黒潮の大きな接近はないものの前回よりは暖流の波及があり、それに乗って熱帯性のお魚が来るのでは?と期待を込めての出動です。
で、磯の状況は?
というと、まぁボチボチ来始めたところかな… という感じですね。スズメダイ科はオヤビッチャ、シマスズメダイ、シチセンスズメダイが片手で数えられるほど、イソスズメダイは両手分という状況です。他には、ニザダイ、ホウライヒメジ、カマス、テンジクイサキといったところでしょうか。夏になると見られる魚たちですね。
この日はチョウチョウウオを1匹確認できました(下写真:左、デジカメを忘れたのでスマホで撮影した画像です)。
浅瀬を移動しているときに「あれ…見馴れないフグがいる」と思って採集してみたら、クラカケモンガラ(下写真:右)で、7年振りの採集となります。
途中で久しぶりにSawadaさんとお会いしました。ご自身のホームページ(2015.7.8)にて体調不調の旨がありましたが、見たところお元気そうです。今日の磯の状況と体調の話をした後、太平洋の縁を左と右に放れました。この時点では、ふたりの採集バケツには何も入っておりませんので、ボチボチ来ているとはいえ採集に至る魚がいなかったのですね。
次の大潮はお盆の時期、今の磯の状況から見れば、きっとこの頃には沢山の魚が来てくれていると考えられるのですが、また台風(13号)が発生しておりますね。今後の動向が気になるところです。
四国へ上陸した台風11号の風と波の影響は収まったようだし、関東地域も梅雨明けしてお天気も良いことだし、というわけで1ヵ月ぶりに磯採集へ行ってきました。
7月の後半だというのに、タイドプールや浅瀬にはオヤビッチャもシマスズメダイもいません。ボラとメジナが目立つのみ。メジナはまだまだ小さい(下写真:左)。取り残されたイワシも見られました。(下写真:中)
波打ち際で漂っていたのはマツダイ、2cmぐらいかな?(下写真:右)。一緒に写っているカニさんは水面の浮遊物から浮遊物へと渡り泳いでいたもの(初めて見る甲羅の形)。両方ともプラケースで簡単に採集できました。撮影後は解放です。
他には、キヌバリ2匹と今年は初めて見る小さなカゴカキダイが2匹。まったく~海の中は夏が来ていませんね。今日は「海の日」、陸上では日差しが強くて、暑くて暑くて 、汗が流れているというのに…。
7月にオヤビッチャやシマスズメダイが見られなかった年は2005年。この年はチョウチョウウオ科を一度も見ていないんですよ一度も…、今年もそうなるのかぁ…。そういえば、今年はまだ一度も網を使っていないなぁ…
関東甲信地方が梅雨入り(8日)してから天候がすぐれず、磯採集の予定も乱れ気味なのですが、久しぶりに晴れた土曜日に磯採集へ行ってまいりました。
天気良し!微風が心地よいこの日は遠くに大島がうっすらと見えました(下写真:左)。浅瀬の水温は22℃で手を入れても冷たさは感じられません。
磯の状況は前回と変わらず初夏のたよりがいまだ続いている状態で、新しい魚など寄りついている気配など全くありません。水面を眺めながら、ページ更新用にとハゼ稚魚の写真を撮ってたりして時間を過ごします(下写真:中)。
途中で休息しているとタコさん登場!(下写真:右)スーパーに並んでいるものより小ぶりですね。この日はもっと小さいのも1匹見られています。
海藻もまだ多くて、この時期に定番のキヌバリ、チャガラ、メジナなどが目につき、ウミタナゴやアミメハギは少数ながら見られるのですが、カゴカキダイは今日も確認できませんでした。
この日はゆっくりと廻ったので、途中で昼食用にコンビニで買った弁当をフナムシを眺めながら食べたり、200mlの紙パックコーヒー(最近は家でコーヒーを淹れてこなくなった…)を飲みながら一服したりして、ゆったり気分で採集を終えました。
「近畿・中国地方で梅雨入り」との気象庁発表(3日)、となれば関東も遅からず入ってしまう…と思い立って行ってまいりました、今年最初の磯採集。
今日のお天気は、晴れときどき曇りで風はやや弱く気温26℃、磯へ降り立って半年振りの海は気持ち良いです!何よりも眼の前に拡がる地平線がいい!精神的癒しですね!
目線を陸のタイドプールへ移してみれば… ボラ、メジナ、キヌバリ、チャガラ、イワシ(カタクチイワシ)と、この時期の定番の魚たち。チャガラはまだ小さい個体、キヌバリはスマートできれいな個体です。
ハゼの子供たちもいるけれどウジャウジャの塊ではなくパラパラと… あれ、こんなに少なかったっけ?と思ってしまいましたね。カゴカキダイ、ウミタナゴなどは見られませんでした。
1時間ほど前にタイドプールとなった箇所の水温を測ってみれば21℃、冷たくはない水温ではありますが、今日の状況では温帯種の魚たちが出てくるのが少し遅いような感じを受けます。
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オフシーズン中は運動不足です。お腹に溜まった脂肪を燃やすべく頑張って歩きましたが、もう2時間でクタクタになり、もっと先の方まで足を延ばすことができませんでした。