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昨年も意図せずして採集が終了してしまいましたが、今年も唐突に終了です。
前回の更新の翌日に診察、次の日にMRI検査、3日目に手術決定、その1週間後に入院です。まぁ前回の磯採集の時にその前兆が少しはありましたが、更新日を含む2日間で急激に発達してしまった、右前腕深部膿瘍(腕内部に膿が溜まった状態)。直線と曲線で腕内側を15㎝ほど切開です。
病院で過ごしている間に木枯らし1号が関東に吹き、富士山には雪もチラリと降り、窓から見える公園の木々も秋色へと変化していきました。
富士山 | 手術の頃 | 退院する頃 |
術後ということに加えて季節も冬季模様へと移ろい、今年の採集はもう終了するしかありませんね。
15夜のお月さまを見て「大潮か…」と感じた方は多い??はず、でもこの週は、雨~曇り~晴れのお天気サイクルで磯に出るタイミングが難しい。都合2日行ってきました10月前半の磯採集。
1日目、晴れの予報でしたが現地は曇り、しかも強風!で何となく寒い…。低温予報を聞いていたので長袖シャツに長ズボンです。この日に出会ったSawadaさんも長ズボンでした。
強風の為に見ずらいこともありますが、風の止む数秒の間に見たかぎりでは驚くほど魚の姿がありませんでした。
只、気になることがひとつ、陸寄りのタイドプールの底が茶色いこと。前日の雨で山の斜面にある整地された畑の土が流れ込んでいると予測されます。多分、肥料成分も流れ込んでいるだろう…と。いつものボラの姿がありませんでした。
2日目、世間は3連休にあたる中間日は晴天!でした。しかし、天気予報とは裏腹にこの日も強風!でした。
大潮の1週間を振り返ってみると、強雨が上がった火曜日の午後だけ弱風で、その後は干潮のときにはズ~ッと強風だったことになります。タイドプール覗き派にとっては厳しい状況ですね。
テンジクスズメダイ | シチセンスズメダイ | チョウハン |
テンジクスズメダイ(全長:22mm)、帰り始めると何故かぁ?風が弱まってくる…。満ちてきている所は見られないので途中のタイドプールを見てみると、小さなテンジクスズメダイを発見。この時期にも小さい個体が流れ着くんだと採集してみました。一番新しい写真が2002年だからね~再撮影です。
シチセンスズメダイ(全長:33mm)、同じ場所にいたのでこちらも採集してきました。一番新しい写真が2006年だからね~再撮影です。
チョウハン、高い陸地の陰になって風がまあ当たらない、とても小さなタイドプール。この日も魚の姿をほとんど見てこなかっただけに癒されました。
磯の状況は、今回は魚がいないか魚が見えない磯採集でした。次の大潮ですが、まだ小さなスズメダイ系がいたことで期待はしています。あとは何と言っても天候次第ですね。
大潮になるとやって来る台風、今回は台風18号です。通り過ぎるのを待って行ってきました磯採集。
9月、10月というのは思ってもみなかった魚との出会いが時々あるもので、前回の磯採集から2週間が過ぎて期待があり、3日も通いましたが魚影は薄かった。
採集に至る魚がいたのは1日目だけで、残り2日は網も使わずに終了しています。磯で出会ったSawadaさんも「魚がいないねぇ~」と。
コバンヒメジ稚魚 | チョウハン | ソラスズメダイと チョウハン |
アミメハギ |
コバンヒメジ稚魚(全長:40mm)、浅瀬でクロサギやカミナリベラの後を付いて回っている背中が緑色のツムブリのような魚が1匹いました。ツムブリは2度見ているので判りますが、この子は違うので採集して確かめることにします。2本の網で距離を詰めていくと底の海藻に隠れてしまう、「あ、隠れるんだ…」とツムブリとは挙動が違いました。幸いにも隠れた海藻は小さいので、網で掬って採りました。
プラケースに入れて眺めたときには名前など判らなくて、水槽に入れて写真を撮っている時に口から伸びるヒゲを見て、初めて「ヒメジ科だ…」と判った次第です。
でも、背中が緑色のヒメジ科魚類のイメージが当方にはありません。図鑑を見て、とりあえず「アカヒメジ」としていました。が、2日目になって模様が出始めたので写真を撮ってみると、13年前に採ったことのある「コバンヒメジ」に似てきました。そこで 魚類写真資料データベースで画像を探してみると、背中が緑色で同様の画像がありました。今回は主な特徴が出ていないことから「稚魚」という表現を使ってみました。
チョウハン(全長:23mm)、普段はチラ見して通り過ぎている畳2畳ほどの陸地寄りのタイドプール、この日は天気が良くて風も無く良く見通せました。ちぎれた海草のところで泳ぐ小さなチョウハンを発見。
これまで見てきたチョウハンはちょっと大きくて採集するのはためらいがありましたが、この子には採集心がくすぐられました。現在、家の水槽にはチョウハンはいないのです。写真を撮ってみて気が付いたのですが、トリクチス幼生期になりますね。
ソラスズメダイとチョウハン、青色がとても美しかったソラスズメダイ、最近は見ることが少なくなったけれどこの日は2匹も見ることが出来ました。台風の影響かな?という気もします。この美しい青色が水槽でも維持できたら良いんだけれどもね …。
アミメハギ(全長:30mm)、浅い小さなタイドプール、普段はスズメダイ系やメジナなど泳ぎが達者な魚たちがいるのに、こんなところに… という感じでした。もう10年以上は採集していないんですが、新規撮影用にと採ってきました。冒頭にも書いたように、魚がいない、魚影が薄い、と言える磯採集でした。新しく流れ着いてきていると思えるのが、ちっちゃなフウライチョウチョウウオ1匹、ちっちゃいオヤビッチャがポツポツといったとろですか。もうすぐ10月になってしまうし、これから先は新着魚は多くは増えないでしょうね。
毎年思うのですが、早くも夏の季節が終わってしまった!と。もっと行っておけばよかった!と。でも天気に左右されるのでそう簡単には行けないのです。と今週も天気に左右されて愚痴をこぼしながらも行ってきました磯採集。2日間隔で2日行ってきました。
1日目、昨日が雨で、今日は曇り、明日は雨なんだって…、風もちょっと強いけれど干潮時の潮位が低い(37cm)ので行かざるを得ない状況でもあります。この日は磯でSawadaさんと出会いました。
2日置いての2日目、昨日は曇り、今日は半曇り、明日は天気!。明日でもよいが洗面化粧台の修理の予定が入っている… なので今日なのです。少し日差しがあったけれど、風は強かった!
と、まぁ磯採集ってこんなもんですよ。
スジハゼ | スジハゼ | アカハタ幼魚 | セダカスズメダイ幼魚 |
スジハゼ(全長:61mm)、1日目の採集魚。お昼ご飯を食べながら小さな浅瀬を眺めていると、殆ど動かないハゼがいます。ハゼはちょこちょこと動き回っているイメージを持っているのですが、このハゼはおにぎり1個を食べ終わっても不動の姿勢を保っています。
見た目にも地味な不動のハゼの名前は何だろう?と思って採集することにしました。網をそっと寄せていきますが、ハゼの目の前2cmになっても「まったく動きません!」。それ以下になると流石にパッと逃げますが、網の幅分ぐらいしか移動しない。
簡単に採集ができたのでプラケースで見てると、身体に青白い点が並んでいる。種類の多いハゼ科の名前は判らないので、家で写真を撮って調べてみると「スジハゼ」と思われます。地味なスジハゼですが3種の分類があり和名が決定するまでには奥が深かった…。スジハゼは「キララハゼ属」に含まれる、いい属名だね~。
アカハタ幼魚(全長:50mm)、2日目の採集魚。小さなタイドプール、3日前に海草の間にチラリとマハタらしきものを見ているのですが、その後は姿を見せなくて気になっていました。この日も確認しようと覗いてみるのですが、風が強くてさざ波が立ち全く見えません。
待っててもらちが明かないので追い出し棒でガサガサをやってみると、網の中には多量のハオコゼが…。手でかき分けるにも毒のあるトゲがコワイのでプラケースで数匹ずつ掬い出していくと、現れたのはお眼目が印象的なハタ科の顔の魚、初めて見ます。
家で写真を撮って調べてみると、アカハタの幼魚と判明。Web検索してみると成魚は赤味があり、名前どうりの魚です。尚、上の写真は背びれと尻びれの一部が何者か(多分、下記の魚)にかじられています。
セダカスズメダイ幼魚(全長:40mm)、2日目の採集魚。人の手では動かせない石がゴロゴロ×3個あるタイドプール、石の間からチラリチラリと姿を見せるのは、身体の後半の白色が日差しに映えるスズメダイ科の魚(この時点では魚の名前は浮かんでこない)。
「これは採れんなぁ…」と思いつつも手が動いてしまうが、やっぱり採れない。
潮が満ちつつある帰り際に「判定用にせめて写真でも」、と思い立って戻ってみると、石の間から出てきたスズメダイ科の魚は浅い斜面をつつきながらウロウロとしており、しかも潮が満ちるに従って斜面を上がってくる(=ゴロゴロ石から徐々に遠ざかる)。
と、急に希望が芽生えました!。そろりそろりと寄って網で退路を断ち、無事に採集完了。プラケースに入れて見てみるとセダカスズメダイかな?と思いましたが(5年前の採集記憶は当然薄らいでいる)、もしかしたら違う種類かもしれない?と持ち帰って確認しましたが、やっぱりセダカスズメダイでした。
磯の状況は、今日は普段の半分しか確認できていませんが、ニザダイは数えられるほどに個体数が減っています。チョウチョウウオ系は順調に大きくなっており採集の範囲から除外になりつつあります。新しい種類は流れ着いていないのかなぁ?とも思っていたのですが、Sawadaさんがこの磯では初めて見る小さなチョウチョウウオ系を採集していました!、期待はありそうです。あの幼魚は何でしょう?
まぁ初採集魚も採れたことだし、天候不順でもまぁ楽しめたし、9月としてはまあまあの磯採集ですかね。
傘のマークが多かった先週とは打って変わって、夏にふさわしい強~い日差しが続いている今週、大潮ですから行ってきました磯採集、連続3日間はちょっと疲れましたが…。
日差しが強く風がほとんど無くて磯採集には絶好の天気!なのですが、暑い~!タイドプールを覗いているだけでもポタポタと汗が落ちてくる温室のような状況です。気力と小体力で3日行きましたけれど、1日目と3日目はいずれも網を一度も使わずに終了しています。大期待していたほどでは無かったという結果ですが、まぁ磯採集はこんなもんですよ。
シマスズメダイ幼魚 | メタリックなギンユゴイ | アオヤガラ2匹 | アオヤガラ幼魚 |
シマスズメダイ幼魚(全長:2cm)、体が丸っこくて口先に透明感が残っています。どこのタイドプールにもいるのですが、腹びれの白が目立ちました。
メタリックなギンユゴイ(全長:3.6cm)、どこのタイドプールにもいるのですが、メタリックさを撮りたくて採集してきました。
アオヤガラ2匹、の1匹目、暑いので浅いところはせめて足でも水に漬かって移動したいと、浅瀬をゆっくりと歩きながらも眼は魚を探しています。中ほどまで進んだところで目の前の海草にアミメハギがいました。他に魚はいないかな~と眼をこらしてみるとヨウジウオ系(細長い魚はみんなヨウジウオ系と思っている)を見つけました。が、右手に網、左手にバケツ、左肩にはリュックが掛かっています。
バケツを手放し、網を1本手放し(3本持っている)、そっと網で囲んで採りました。初めての魚は動きが判らないので結構緊張します。
バケツを拾ってフタを開けるために近くの岸まで移動中に、網の中から消えました…。網目2.5mmを抜けるんですね、さすがヨウジウオ系、割りばしは抜けません。幸いにも直ぐそばにいたので再度確保できましたが、カマスのようにパッ!とは逃げないようです。
アオヤガラ2匹、の2匹目、1匹目を無事にバケツに収納して先ほど手放した網を回収するために戻ったら、そこにもう1匹いました。こちらはさっき採集したものより少し大きくて、特徴が出ているので採ってみました。
アオヤガラ幼魚(全長:14.2cm)、小さいほうの個体になります。大きい方は全長17.4cm。全長が長すぎる魚の撮影はちょっと大変だなと感じました。
Sawadaさんと久しぶりに磯で出会いました(1日目)。色々と話をしたのですが、あの 2日前にUPされたミヤコキセンスズメダイ が気になっていることを話しました。
UPされた日に見たときは「ああそうか」でしたが、次の日にあらためて見たときに僅かに「キリット感」を感じてイチモンスズメダイかもしれない?と思うようになりました。イチモンスズメダイはまだ見たことが無いので確信はないのですが、期待はあります。あと1ヶ月、Sawadaさん飼育してみて~!
磯の状況は、ニザダイの群れの個体数が少しづつ減り始めていますが、シマスズメダイは多く見られるようになってきました。チョウチョウウオ系は変わらずパラパラと広範囲で見られます。まだ残暑がありそうですが、秋を意識し始める頃に見られるクロサギやコトヒキが姿を現してきました。早いもんですね…次の磯採集は9月になります。
大潮になるとやってくる台風(台風5号)の動向がとても気がかりでしたが、通り過ぎたのを見届けて行って来ました磯採集。山の日ですが私が行くのは海です。山の日を含んで3日間連日でした。
3日間の天気は、猛暑/時々晴れ/霧雨、という状況でしたが、嬉しいことに初採集種が1匹ありました。
群れるニザダイ | ニザダイ | 透けるフエダイ | ゴマフエダイ |
群れるニザダイ、今年はニザダイがとっても多いです!。普通は年数匹しか見られないのに、今年はあちらこちらのタイドプールで数十匹で群れている状態です。前代未聞…という感じでもありますが、私的データ統計によると6~7年の周期で大量に現れるようです。
ニザダイ、13年振りに採集してみました(全長:32mm)。わずかに透明感が残っているような段階ですね。
透けるフエダイ、深さ10cmに満たない小さなタイドプールで、見なれないけれどフエダイらしき魚がいたので採集してみました。もしかしたら違う種類かも?という思いがあります。写真を撮ってみると透明状態から徐々に色がつき始めているフエダイでした。(全長:25mm)
ゴマフエダイ、陸地寄りのタイドプールで底がやや泥状の浅いところ、毎年クロダイが生まれる場所です。淵に腰掛けて今年初めて見るコトヒキなどを眺めていたら、初めて見る魚がいます。泳ぎ方や頭部の形からフエダイ系であることは予想できますが、初種であることは確信が持てました。
そっと網を入れて採集を開始しますが、そう簡単には網に入ってくれません。距離を詰めていくとシュッと網の横を抜けていきます。2回失敗し、深くない岩の切れ目に隠れたところを追い出して無事採集しました。
写真を撮って図鑑で調べてみると、ゴマフエダイ(全長:35mm)。どこがゴマなのかって?成魚にならないと判りません。
磯の状況は、前回よりも良いです!。スズメダイ系が多く見られるようになってきました。チョウチョウウオ系もパラパラと広範囲で見られるようになってきました。しかもみ~んな小さくて推定3cm以下、幼魚たちの泳ぐ様子は見ていて癒されます。うむ、次の大潮も期待が持てそうです。
たしか19日頃に関東地方は梅雨明けしたはずですが、このところグズグズとした梅雨らしい日が続いている最中に磯採集に行ってきました。
続けて2日行ってきました。
1日目 ⇒ 前日まで強風!(SawadaさんのHP参照)で、当日は風は弱まるという予報で行ってきたのですが、今度は雨模様!。「この雨の中、おいらは何処へいくのだろう…」と運転しながら思ったものでした。
2日目 ⇒ 前日とは打って変って晴れ!となって風も弱い!との予報で行ってきたのですが、着いてみればなんと強風!。海の安全情報(海上保安庁:緊急情報配信サービス)からスマホに届いたメールは「海上強風警報」!。あ~天気予報の風情報は当てになりません。
1日目の雨といっても降ったり止んだりで、止んでいる間は一応魚は見ることができます。2日目の強風はもうどうしようもなくて、何も見えないと言ってもいいくらい。下記の魚たちを採集したのは1日目です。
水平線とカモメ | クラカケモンガラ | コショウダイ |
水平線とカモメ、2日目の画像、ある範囲にカモメが集中して飛んでいました。きっと小魚が居るんでしょう。
クラカケモンガラ(全長:36mm)、2015年に採集していますが、突然死んでしまったのでまた採ってきました。メジナの群れのちょっと外側をウロウロとしていました。まだら模様みたいで色彩がハッキリと出ていなくて、なんか警戒色のように見えますが、採ったときもこんな感じであり、水槽に入れた2日目もこんな感じです(僅かに色が濃くなるが…)。模様や色が形成していく過程と考えられるかもしれません。
コショウダイ(全長:26mm)、これまで時々見かけてはいるものの採集するのは実に14年振りとなります 。くるぶし程度の浅瀬で足元にいるのを見たとき、「新しいデジタル時代の写真が無いな…」と思い立って採ってきました。模様が出ていく過程を記録したいと考えています。
磯の状況は、オヤビッチャが広範囲で見られるようになってきたけれどまだ数は少ない、シマスズメダイは相変わらず少ない、ワニグチボラとチョウハンがそれぞれ1匹づつ確認できました。2日とも目視状況が良くないのですが、前回注目していたニザダイはとても少なかった。
天候が良くなかったためか魚影は薄く感じられましたが、夏の幼魚がポチポチと来ていることが確認できました。8月の大潮は期待できるかもしれません。
梅雨は明けてしまったのか?と感じずにはいられない某日、後の予定が迫っているので行ってきました7月の磯採集。
当日の予報は「天気は良いが風は強!」でしたが磯へ降りてみれば弱風、前回と違って遠くにいる魚がよく見通せます。磯の状況としては、僅かに夏の幼魚が見られるものの全体としては魚影は薄い感じを受けました。
ニザダイ | ニザダイ | ウミウシ |
この日に目立ったお魚はニザダイ、ここの磯では珍しい種類になるのですが10匹見られました。私的データ統計によると、2004年、2011年のレベルで、今後徐々に数が増加していくとすればチョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオが例年よりも多く見られることになるハズ… ですが… 。
ニザダイの他にはシマスズメダイ(4匹)、シチセンスズメダイ(1匹)、チョウチョウウオ(1匹)、ホウライヒメジ(1匹)といったところです。まだ数が少ないですね。
採りたい気持ちになる魚に出会えないまま磯を徘徊していると、初めて見るウミウシに出会いました。ピントが合っていませんが、「男鹿のうみうし」で調べてみると、ヒメキヌハダウミウシという気がします。動きはとてもスローモーです。
結局、前回に続きこの日も網を使うことなく終りました。海藻は少し短くなった所もボチボチ見られるようになってきました。
ジメジメしないなぁ今年の梅雨は?の雨の合間に行って来ました磯採集。
表題の通り、年に1回ぐらいはこんな日があるんですよね、日差しがなくて魚が出てこない日。ボラやメジナは別として、キヌバリなどは岩陰でひっそりとしているし他の魚も出てこない、そういうのを見ているうちに採集の気持ちが萎えて負けて普通の8割程度を見ただけで帰ってきちゃいました。
空と水平線の境 | シチセンスズメダイか? | カタクチイワシ |
今日の天気はこんな感じで、デジカメで水平線を撮ろうとしてもデジカメは空海の境が判別できずにピントが合わない…とモニターに表示されます。真のくもり空ですな。マニュアルモードで撮影。
10cmもない浅いところでスズメダイ系の姿があり写真を撮ってみました。写りがトテモ良くないですが、シチセンスズメダイと思われます。見られたのはこの1匹のみ。この時期としては非常に珍しいです。
タイドプールのひとつでカタクチイワシが右往左往していました。毎年のことではありますが、他に写すものがなかったから…撮ってきました。
この日は網を使うことなく終りました。まだまだ海藻が多い磯です。
関東地域が梅雨入りして、晴れ/曇り/雨のマークが1週間の天気予報に並びます。取り敢えずの日を選んで行ってきました今年最初の磯採集。
出発する時には曇りで強風でしたが予報では晴れて弱風になるとのことなので、それとな~く時間をかけて磯へ向かい、着いたのが11時ころ。当日の潮位は10cm、潮は既に引ききっていてタイドプールの存在が見えないくらいになっています。薄日がさし始めて風も少し弱まってきている…、オォ予報どうりだ。
今年最初のタイドプールを覗いてみると、予想どうりにボラとメジナにご対面、メジナはまだ小さい(3cmくらい)だけれどボラはちょっと大きくなっている(7cmくらい)。
8か月ぶりの磯であり、体力に自信がないので身近な個所だけ廻りました。
ハゼの子供 | チョウチョウウオ | キタマクラ | チャガラ |
ハゼの子供、3㎝弱というサイズですね。水深10cmでチョウチョウウオが見られました。胸びれのオレンジが綺麗なので放流ものではないでしょう。6月に現れる個体は過去では2012年、2010年、2000年でした。
キタマクラ(全長3.5cm)、尾びれをくるりと曲げている、キタマクラを見るのは実に9年振り… で採集してきました。2005年までは毎年見られていたのに、何故かそれ以降は殆ど見られなくなってしまいましたね。生息環境に何か変化があったのか?は判りません。
チャガラ(全長3.2cm)、マクロレンズで撮るとこんな感じになってしまって標本写真みたいですね。少し遠目で見たほうが綺麗ですよ。
他に見られたのは、キヌバリ、クロダイ、ウミタナゴ、カゴカキダイといったところで、海藻も多くまだまだ温帯種の状況です。