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  2024年度の磯   new! (台風)魚がいなくなった…(2024.08.21 更新)
        魚が少なくなった…(2024.08.9 更新)
        出会いのない日(2024.07.27 更新)
        オジサン幼魚(2024.07.5 更新)
        雨と雨に挟まれた晴日で磯採集(2024.06.23 更新)
        6月初旬の磯採集 キビナゴ(2024.06.8 更新)
        今年初の磯採集(2024.05.25 更新)

(台風)魚がいなくなった…(8月)

台風7号が16日~17日にかけて関東に接近して通り過ぎて行きました。もう磯は落ち着いたかな?という思いで行ってきました磯採集(20日)

落ち着いているタイドプール(潮だまり)には「えっ」と驚くほど、魚が泳ぐ姿も海藻もありませんでした。こんな状況は珍しいですね。過去にも無かったような気がします。台風の影響による大波の力がよほど強かったんでしょう。只、底の泥っぽさも無くなっているので、少しは住みやすくなるのかも?

ということで、いつもの半分だけ見て一度も網を使わずに帰ってきました。

次の大潮までに魚たちは戻ってくるのでしょうか?


魚が少なくなった…(8月)

8月上旬の大潮、熱中症警戒アラートがでている中で2回も行ってきました磯採集(2日、6日)。両日とも予定がずれて「あ、明日行かなくちゃ」という感じなのでした。

いつも通りにタイドプール(潮だまり)を覗いて行くのだけれど、なんと前回よりも魚が少ないです!。7月以降から段々と魚の数が減ってきているように感じます。タイドプールや浅瀬の泥状の濁りも7月からとれなくて、魚たちは住みにくいのではないかとも思われます。

マハタ幼魚 カミナリベラ カミナリベラ
〈 マハタ 〉 〈 カミナリベラ 〉 〈 カミナリベラ 〉

マハタ(全長:2.6cm)、少し濁りのある浅いタイドプールに1匹だけポツンといました。成長に伴って短くなる背びれの第2棘がまだ長い個体です。

カミナリベラ (中央の画像 全長:3.5cm)、岩場にあるやや深めのタイドプールで体の緑色がとても目立っベラがいたので採集してみました。採集当初は体にこれといった模様がないので「何というベラかな?」という感じでしたが、撮影している時にフッと名前を思い出したのです。私の頭にあるカミナリベラのイメージは右側の画像でしたからね。


出会いのない日(7月)

22日深夜の新幹線の保守用車両追突脱線事故の影響で、豊橋駅と浜松駅で長蛇の列に並び、帰宅した時は0時を回っていましたが、次の日(23日)は風が弱いとの予報だったので、夜のうちに海に行く準備をしておいて行ってきました磯採集。

当日も熱中症警戒アラートがでて日差しは熱いけれど、都会のようなモアッとした空気ではないので過ごしやすいです。

何時も通りにタイドプール(潮だまり)を覗いて行くのですが、いつも群れているボラやメジナ、オヤビッチャ、シマスズメダイなどの姿がありません。魚たちも外出を控えているのか?と思ってしまう。全体的に魚影は薄いと感じました。

ゴミの浮遊物あり、濁りあり、風も強くなって波のうねりあり、で採集したいと思う魚には出会えず、結局、網を一度も使わずに終了してしまいました。何も採れない日は交感神経のスイッチが入らず疲れがドッと出ますね。


オジサン幼魚(7月)

朝からスマホに熱中症警戒アラートが届く4日、急に予定が空いたので全く予定外でしたが、行ってきました磯採集。

前回の磯採集で小さなスズメダイ科などが見られたので、今日は磯が賑やかになっている!と期待していたのですが、全体的には前回と大差ない磯の状況でした。大きな流木や沢山のゴミ、浅瀬の濁りがあったことなどを考えると、波が荒い日があったのかもしれません。

今日のこの地域の最高気温は33℃、照り付ける日差しと日陰の全くない磯で何時間も過ごすには、遮光性99.9%の日傘、スポーツドリンク、経口補水液を用意しなくてはいけません。

オジサン ミナミハコフグ オニカマス
〈 オジサン 〉 〈 ミナミハコフグ 〉 〈 オニカマス 〉

オジサン(全長:5.3cm)、深さ20cm程の浅瀬でカゴカキダイと一緒に泳いでいました。見たこともないヒメジ科だなぁと思っていたのですが、ヒメジ科は瞬間移動と思えるほど動きが早い印象がありますし、追い込める場所もないところで採れるのか?とも考えましたが、この個体は遠くには逃げず近傍をウロウロするだけだったので採集することが出来ました。色模様が出ていなかったので、名前が分かったのは家で撮影した画像を見た後でした。ここの磯で見るのは、なんと28年振りです!

ミナミハコフグ(全長:1.2cm)、大きめのタイドプール(潮だまり)で岸にある海藻の間をスーツと移動していました。見たときには上記の画像ほど黄色味が出ていなくて、何の種類だろう?という感じでした。8年前に一回り大きい個体を採集したことがありますが、その時はバケツの中で毒を出したらしくて、一緒に入れていた他の魚と一緒に死んでしまいました。今回は小さい個体ですが、刺激を与えないように注意しながら持ち帰りました。

オニカマス(全長 :推定 4cm)、この日も陸からと思われる表層を漂うゴミが沢山ありました。魚が紛れていないかな?と見ていたら、オニカマスがいました。他には小さなイカも何匹か見られました。


雨と雨に挟まれた晴日で磯採集(6月)

関東甲信の梅雨入りが21日に発表された次の日、なんと朝から気持ちよく晴れていたので行ってきました磯採集。この日は前日に大雨でまた翌日は雨という、真に雨と雨に挟まれた唯一の晴日です。

磯の状況は、浅瀬やタイドプール(潮だまり)に濁りがあり、魚の姿が見えない所もありましたが、前回には見られなかった小さなオヤビッチャたち、シマスズメダイ、チョウチョウウオ、ギンユゴイなどがいました。幼魚や稚魚が新しく流れ着いていると思うと、今後が楽しみです。

オキフエダイ オヤビッチャ 表層のゴミ
〈 オキフエダイ 〉 〈 オヤビッチャ 〉 〈 表層のごみ 〉

オキフエダイ(全長:3.0cm)、深さ10cm程の小さいタイドプールにいました。4年前に採集した個体よりも小さいサイズで、透明感が少し残っています。小さな個体サイズには尾びれつけ根部分に白い小さな斑があるのか?と撮影しながら思っていたのですが、右側にはありません。部分的な色素異常ですかねぇ。

オヤビッチャ、浅瀬で群れている小さなオヤビッチャ、画像だけを見ると大きいサイズに感じますが、2.5cm弱の小さな個体です。前日の大雨の影響で周りの底や海藻が薄く泥を被っているのが分かるでしょう。

表層のゴミ、雨で流されてきたのか、強風で飛ばされてきたのか分かりませんが、移動中の浅瀬に色々な小さなゴミと感じるものが、いっぱい漂っていました。普段はこの浅瀬を歩いて渡るのだけれど、この日は足を踏み入れるのも嫌でした。(クリックして見てみてね)


6月上旬の磯採集 キビナゴ(6月)

この時期って良い日があまり続かないね~ 6月上旬の磯採集の予定も天気予報を見て前倒しとなりまして、この日に行ってきました6月上旬の磯採集(8日)

磯に着いたときには最干潮(-6cm)の時間となっていて、普段見たこともない景色が広がっていました。普段は深くて歩いて行けない場所もこの日は行って見ることができます。

で、魚たちがいるかというと、いないんですね~ 全体的には前回よりも魚影は薄いという印象です。でも、夏になると見られるはずの種類はもういました、というか7月になると現れる…という表現はもう通用しなくなっている昨今ですが。

オヤビッチャ シマスズメダイ キビナゴ
〈 オヤビッチャ 〉 〈 シマスズメダイ 〉 〈 キビナゴ 〉

オヤビッチャ、4~5cmほどのオヤビッチャがタイドプール(潮だまり)や浅瀬で8匹見られました。越冬タイプでしょうか?もう5月や6月に見られてもおかしくない種類となっています。

シマスズメダイ、4cmほどのシマスズメダイがあちらとこちらのタイドプールで3匹見られました。ここの磯で6月に見られるようになったのは2000年からです。

キビナゴ、全長9cmほど、タイドプールでボラと一緒に一匹だけ泳いでいました。カタクチイワシと比べると体側の青いラインが目につきますし、泳ぐ動作が直線的に感じます。「何という種類だろう?」ということで採集して確認することにしました。

サイズが大きいので持ち帰ることは考えず、プラケースに入れて見たけれど、この種類の名前は見当もつかなくて、帰ってから画像を確認して判明しました。

体の左側で尾びれの前部に擦り傷がありました。キビナゴは群れで行動するので、この個体はそれについて行けず、取り残されて流れ着いたのかもしれません。


今年初の磯採集(5月)

ゴールデンウィークも終わり、5月上旬の大潮に磯採集に行こうと考えていたのですが、なんせ風の強い日が多かった。下旬の大潮は天気予報をチェックして、この日に行ってきました今年最初の磯採集(24日)。

昨今の天気を見ていると各地で真夏日が続出して、なんだかなぁ爽やかな初夏って何処に行ったんでしょう?という感じですね。当日も爽やかではなく、暑くもなく寒くもない薄曇りでした。

タイドプール(潮だまり)を覗いてみるとボラとメジナは沢山群れていましたが、ハゼの子どもたちがあまり群れていないように感じました。全体的に魚影は薄い印象です。この時期定番のキヌバリも少なかった。この日に採集した魚はいません。

半年ぶりに磯を数時間も歩いた所為か、次の日は腰が痛いし足は筋肉痛です。← (誰かが歳の所為だよと…)

5月のニザダイ 5月のギンユゴイ イソヒヨドリ
〈 5月のニザダイ 〉 〈 5月のギンユゴイ 〉 〈 イソヒヨドリ 〉

5月のニザダイ、3.5cm前後のニザダイが見られました。15年前にはここの磯では希少種でしたけれど、毎年普通に見られるようになっています。この日に見られたニザダイはキヌバリよりも多かった。こんな時代になったんだ。

5月のギンユゴイ、5月に見られるなんて統計をとり始めて25年で初めてです!。こんな時代になったんだ。この日は3cm程の2匹が見られました。採集してきれいな証拠写真を撮ればよかったなぁ…と、これを書きながら思っています。

イソヒヨドリ、多分、私が見たのはこれが初めてだと思う。磯では名前が分からなかったので、帰宅して画像検索して分かりました。


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