採集してきた大切な魚たちを 「水槽に放して写真を撮ってみたい!」 と誰もが思うことなのですが、これがなかなか大変なことなのです。
風景やポートレートなどのように「静止してポーズをとる」被写体と違って、ほとんどの海水魚は常に水槽内を泳ぎ回ります。さらに、採集される魚のほとんどは幼魚であり、代表的な全長は 1.5cm ~ 5cm と被写体としてはとても小さいものなのです。
この「常に動き回る」と「被写体として小さい」という2つのことが、「ピントが合わせづらい」という要因でもあり、この要因に対して何かしらの方法で対処しない限り、動き廻る小さい魚の撮影はとっても困難なものになってしまいます。
加えて、魚を同定(種名を決定)できるように撮影すること。種類により判別ポイントは色々あるのですが(図鑑などを参考)、せめて背鰭(せびれ)と臀鰭(しりびれ)の棘や軟条の本数が数えられるように撮影することです。
ここでは個人的な見解ではありますが、デジタルカメラの選び方や撮影方法を紹介しています。
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