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今シーズンこれが最後かもと、10月末の大潮にいってきました。
10月中旬の大潮は強風のため磯行きは断念しておりまして、約1カ月ぶりの磯採集なのですが、当日は潮位も高く曇空(後に快晴ですが…)で「よし!」という気に成らず、ブラブラと見て廻りました。
波打ち際の水温は17℃、タイドプールは15℃(朝の7時頃)。お魚、居ないですね~。クロサギ、コトヒキは多いけれど、オヤビッチャ属など数えられるくらいしか見ておりません。ゴンズイの小群が珍しかった程度です。
10月に入ってから結構風が強かったことも影響しているかと思います。震災以後、沿岸域情報提供システム(MICS)に登録していますが、強風注意報や波浪注意報などが頻繁にスマホに届いており、常時磯は荒れているんだなと感じていました。
1時間半ほど見て引き上げようとしていると、右手の磯からSawadaさんが歩いて来るのが見えました。少し話をした後、お元気で!と、これから磯を廻られるSawadaさんを見送って、今シーズンの磯採集は終了です。
週にA、D・Eと3日の休みがあり、3日とも磯採集にほどほどに費やしました。
Aの日は長潮で引いても70cm弱(7時頃)、日の出が5時30分頃なので6時には磯に立っていました。タイドプールでは陽の射すところで魚たちが徐々に動き始めたように感じられます。
潮が引ききっていない大きめのタイドプールを岩伝いに魚を探していると、小さなイシダイが目に留ったので何となく眺めていたら、その下方に出てきたのがマハタ(勿論、その時点で今回採集した魚たちの名前は判っていません)、その時つぶやいた独り言は「あれ…オヤビッチャ…じゃないよね…」と「あ・あれなんだ~」。
ゆっくりと網を出していくと、マハタは底の岩と岩の小穴に身を隠します。「さて、どうしたもんか…」と小穴の出口近くに置いた2本の網を握りしめたまま考えていると。マハタが様子を伺いながらゆっくりと網の前へ出てきました。網の真ん中あたりまで来るのをジッと待って、一気に網を引き上げて採集。(マハタ:全長50mm)
セダカスズメダイは浅いタイドプールに居ました。大きめの岩の周りに、シマハギとフウライチョウチョウウオも一緒に居ましたが、ターゲットを身体の後半が白く見える「あ・あれなんだ~」のこのスズメダイに絞りました。
網を出すと、シマハギとフウライチョウチョウウオは大きな岩の下へ直ぐに潜り込みますが、この子は周りの小さな石に隠れては出て、隠れては出てを繰り返しますので、ゆっくりと浅瀬に追い詰めて採集です。(セダカスズメダイ:全長30mm)
この日は他に見られる場所も無く、また採集した2匹の名前を早く検索したくて早々に引き揚げ、10時には家に帰り着きました。
<マハタ> | <セダカスズメダイ> | <カンパチ> | <マルコバン…?> |
日付が変わってDの日、3日前の余韻が残って期待していたものの、これといった魚には出会えず、何も採れずに終わりました。
日付が変わってEの日、この日は息子と、息子が採集でお世話になっている友人のK君と一緒に磯採集です。彼らは潜りますが、私は今までどうり磯を徘徊します。
彼らが潜る前に一緒に磯を軽く見て回っていると、久しぶりにSawadaさんとお会いしました。1年と1カ月ぶりです!。お変わりなく元気そうで、でも出で立ちは前より気合いが入っているように見えましたよ。
タイドプールに欲しい魚が居ないので、彼らが潜る準備をしている頃、Sawadaさんは空のバケツを下げて帰られました。勿論この時点で私も採集した魚はありません。
徐々に潮が上がってきたので、私は近くの流れ藻+漂流物の観察採集に出かけました。流れ藻+漂流物にはシイラ、アミメハギ、アミモンガラ、マツダイ、イスズミ、オヤビッチャなどの稚魚、幼魚が付いています。
流れ藻の中を魚たちは多少動くものですが、カンパチは漂流物の葉にピッタリと寄り添っていて動かず、上から見ただけではおそらく判らないでしょう。多少横から眺めることで「ここに何かいるな…」「あ・あれなんだ~」という感じでした。(全長:30mm)
マルコバン(多分…ハッキリと判るまではこの名前でいこうと思います)は水面下でアミモンガラに邪険にされていて、一見アミモンガラにも見えたものですが、黄金色に輝く背中を見て「あ・あれなんだ~」ということで採集しました。(マルコバン:全長20mm)
タイドプールの流れ藻+漂流物は、潮が上がってくるにつれて徐々に波に揺られて移動を始め、外海と繋がるとパーツと拡散していきます。この間の2時間以上、私は流れ藻+漂流物を眺めて過ごしました。
さて、潜り派の彼らが採集したものは、クロユリハゼ、サザナミヤッコ、カノコベラ、カンムリベラと、まあタイドプールでは採れない種類であり、この磯でも本当に稀な種類でもありました。
8月の中旬と下旬の2回磯へ行ってまいりました。忙しさより気力の無さが勝って更新が遅れています。
タイドプールの様子は、中旬より下旬と徐々に賑やかになってきていました。スズメダイ科もグンと増えて幼魚の学校という感じですね。チョウチョウウオ科はチョウチョウウオ、チョウハン、フウライチョウチョウウオの3種数匹が見られるものの、トゲチョウはまだ確認できていません。
他に、久しぶりのソラスズメダイ、かわいいナンヨウツバメウオ、強靭なフエダイ科3種数匹が1日に見られるのも初めてで、「うん…賑わってきたな~」と感じられたものです。
初めて採集した種類というのが、シラス(下右写真)。何のシラスかは判りませんがちょっと大きめ、採集の途中に残念ながらバケツの中で死んでしまいました。泳いでいるときは身体がほぼ透明なので判りづらいですね。
磯はパーツと華やかに!とはなっていません。個々のお店がほどほどに賑わっているのです。とはいっても早9月、この先もっと幼魚が寄り付いてくれるのか?という不安もあるわけですが、今年は出足が遅かっただけに少しは期待もしております。でも、今年はよく分かりませんですなぁ。
さて、8月26日あたりから5日間ほど採集海域の水温が昨年及び今年の8月上旬の黒潮の水温と同じくらい(27℃台)になったことで、幼魚が寄り付き易くなったのか?という自問があったわけですが、私としては「特に…」という感想です。
1週間ほど前のこと、皆で「暑っちぃね~」と言っている日に磯へ行ってきました。
流石に夏、磯へ降りてみるとアチラとコチラに涼を楽しんでいるグループが見受けられます。海は台風の影響かかなりうねりが大きいです。
タイドプールを覗いてみれば、魚影は前回と殆ど変わらないように見えて、前回より期待して来ただけに少々ガッカリしておりましたが、幾つか目のタイドプールでニセカンランハギとチョウチョウウオの姿が確認できて気持ちは復活!
眩しい陽光の下、チョウチョウウオとニセカンランハギ。
しか~し、この後が続きません。 何なんですかねぇ、黒潮もそこそこ近づいているというのに… |
磯に夏の華やかさが出てくるのはもう少しと感じ、兆しのみ継続中で今度の大潮にこそ期待します。
当日の横浜の気温は33℃、三浦半島の磯の気温は30℃、正直なところ、磯を徘徊するのは老人の身にはきつい作業でした。タイドプールの状況は相変わらずで魚影は少なく感じますが、小さいオヤビッチャの姿が広い範囲でポツリポツリと見られ、これから賑やかになる気配が感じられます。しかしながらシマスズメダイにいたってはは2匹しか確認できませんでした。
チョウチョウウオの姿は前回と同じ場所で見ることができましたが、この日のチョウチョウウオ科はこの1匹だけです。
今シーズンの初採集魚は、タイドプールの表面を漂ってたイスズミの幼魚(全長:30mm) 本当は高画質の画像が無いテンジクイサキの幼魚が欲しかったのだけれど、イスズミ幼魚の高画質写真も「無かったかな?」と思って採集してしまいました。 |
磯に夏の華やかさが出てくるのはもう少しと感じて、今度の大潮に期待します。
昨日は雨、明日はまた雨、という合間に磯へ行ってきました。
朝、空を眺めて、「傘を持ってったほうが良いかな…」という感じのどこまでも曇りの当日、磯の岩場は滑りそうで足元が危なっかしいです。と、Sawadaさんが手を痛めたのもうなずける(←当方が事実を誤認している可能性あり…)
タイドプールの状況といえば、オヤビッチャが1匹確認できたものの、前回よりも更に魚影は少ない。
今日は魚の休息日かぃ?と思えるほど魚の姿が見えなくて、アッという間に採集行程の半分が過ぎてしまいました。ここでチョウチョウウオの姿を見なかったら帰ってしまったかもしれません。
水深15cm程の浅瀬で見られたチョウチョウウオ、1か月前に見たものよりもチョット小さい感じがします。 | タイドプールに取り残されたカタクチイワシの群れ、100匹は超えると思われます。その中に1匹だけ違う種類がおり、体側に斑点があることからマイワシではないかと思われます。 |
磯に夏の華やかさが出てくるのはまだまだ先のような気配です。
先週磯へ行ってきました。
当日は渥美半島~東北にかけて縦断した猛烈な台風4号の通過後で、明日は台風5号(熱帯性低気圧に変わりましたが)がまた来るという状況。
天気予報で午前中は曇りの予定でしたが、磯に着いて15分ほどしたらポツリポツリと雨が降り出し、1時間後には猛烈な風と雨になり、早々に引き上げてきました。
確認できたのは、前回と同様にボラ、メジナ、カゴカキダイ、キヌバリ程度。幾つかの小さなタイドプールは前回よりもピカピカと磨き上げられており、魚影も前回の半分です。
暫くは雨が降ったり止んだりでしたが、タイドプール覗き派としては雨と風は磯採集には致命的ですね。 6月は色々な稚魚が生まれ流れ着く時期ですが、今回の台風で飛ばされてしまった…という印象が強いです。 |
休日出勤の振り替え休日で台風3号通過後の磯へ行ってきました。
台風3号は熱帯性低気圧に変わって風もやや弱まり雨も上がって時折日差しが出る天気でしたが、さすがに波のうねりが大きく浅瀬では濁りが生じています。
この日の潮位は-2cmなので、波のうねりがあってもその時刻になればタイドプールは出現します。でも激しく波に洗われた後というのは魚影が薄いですね。
確認できたのは、ボラ、メジナ、カゴカキダイ、キヌバリといったところでしょうか、夏のスズメダイ系はゼロです。こんな中でチョウチョウウオ発見の1報は難しいですよ~ Sawadaさん。とOMOTTUTEITARA。
よせる波に屈して岩の間をひらひらと泳いでくるチョウチョウウオが1匹。 あわててデジカメを出して撮影した1枚。2枚目を撮ろうとしたけれど、もう姿はありませんでした。 シーズン初物にしてはちょっと大きいですが、放流ものにしては小さ過ぎます。只、豆チョウ達は波に洗われたということも推測できますが… |
今回、チャガラは確認できませんでしたが、ウキゴリ族(2010年度採集)は2匹が確認できて、こちらは細々と繁殖しているのかな?と思った次第です。
関東地域は梅雨入りしたので次回の大潮時の採集はお天気次第となりますが、夏の賑やかさが訪れるかどうかは微妙ですね。