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シーズン初採集はSyunさんと(2013.7.1 更新) | ||||
8月月初の磯は暑かった!(2013.8.12 更新) | ||||
new! | 台風18号通過後の磯は…(2013.9.25 更新) |
前回の磯採集から1カ月ぶり、台風通過3日後の磯へ息子と連れだって行ってまいりました。
私のお目当ては、流されてきた漂流物に付いているお魚たちです。
しかし、磯に降りて見れば、何処を見わたしてもそれらしきものは何んにもなく、更には、いままで磯にいた魚たちも見当たらないのでした…。
魚影はタイドプールによって大きな差があり、驚くほど魚が何~んにも居ない処もあれば、スズメダイ系やベラに混じってフウライチョウチョウウオやシマハギ2匹が泳いでいたりする処もあります(シマハギが2匹で泳いでいるなんてこれまで見たことは無かった)。全体を通してみれば台風により磯は清掃されてしまったという感が強いです。
魚影の薄い中、2か所のタイドプールで採集したのが下の写真の3匹。
ヒメフエダイ(全長:4cm)は深めのタイドプールで6匹ほどのネンブツダイと一緒に泳いでいました。一見するとウミタナゴと見間違えそうですが、尾びれ根元の黒斑が目立ち、体形もかなり細く見えました。
ヨメヒメジ(全長:6cm)は、水深20cmほどのタイドプール。ヒメジ科は瞬間移動してしまうほど素早いので、息子と協力して採集。
アオブダイ(全長:4.7cm)はヨメヒメジを採集中にワカメの切れ端の中から出てきて網に入っていたもので、網に入っているのを見たときはニジギンポの太っちょさんかと思ってしまいました。
ヒメフエダイ | ヨメヒメジ | アオブダイ |
シュノーケリングしていた息子は、波のうねりが殆ど無くて今までと別世界のようだと言っていましたが、採集したのはお手ごろサイズのチョウハンのみ。他は採集したい魚が見あたらないとか…。これも台風の影響なのかな?
この後、磯は良いほうへ回復するのか?判りませんが、当方は痛風の所為もあって今は気分半分だし行動範囲も半分になっています。
天候や痛風のせいもあるけれど初磯から早1か月が過ぎ、来てくれない黒潮に期待半ばで磯採集に行ってまいりました。
当日は晴天、スマホに届く熱中症情報「運動は原則中止」をチラリと見て、もしもの為にと日傘を持って行きました。
黒潮は遠いけれど Sawadaさんのブログ で夏らしい磯になってきていることは伺い知ることができおり、その後の夏への移行状態が気になるわけです。
磯は、メジナが圧倒的に多くて夏のスズメダイ科であるオヤビッチャやシマスズメダイなどはチラ程度という場面がほとんどです。それでもチョウチョウウオは小さいサイズが5か所のタイドプールで1匹づつ見られ、トゲチョウは1匹だけ確認できました(Sawadaさんが見られたのとは別の場所で…)。
とある小さなタイドプールでだいだい色に見える魚を発見。海草に隠れたところで採集してみたら、アイゴでした。(下写真 左)一緒に網に入ってきたのはチョウチョウウオ。
とある砂地まじりのタイドプールで、色のとても薄いボラ形の魚を見つけて採集。その場では名前が判らず持ち帰りました。(下写真 右)
見慣れていない魚を探すのは手こずりました。「日本の海水魚」では探しきらず、重い「日本産魚類検索」で当たりをつけ、魚類画像検索で確認して、シロギスであると判りました。
←アイゴとチョウチョウウオ | ||
シロギス(全長:37mm)→ |
風がほとんど無い磯はとってもとっても暑く、歩くたびにポトポトと汗が岩に落ちます。約3時間ほど活動しましたが、途中でやはり休憩を取らないと倒れてしまいそうです。
磯はスズメダイ科が少ないことによってカラフルさが足りませんねぇ。黒潮がグイッと近付いてこないと残念ながらこのままの状態が続いていくでしょうね。
5月5日に痛風が発症し、6月初旬の大潮には出向けず、下旬の大潮は久しぶりに Syunさんとの合同採集ですが、私は多少左足をカバーしながら歩きます。
当日の天候は、ときおり日差しがさす程度の明るーいくもりで微風、磯採集には丁度良い状況。Syunさんと積もり積もった話をしながら、ゆっくりと覗ける場所を絞って廻ります。
房総では、トゲチョウなど現れているようですが三浦の海はまだ静かです。そんな状況の中、Syunnさんが見つけた「あれ、何?…」の2種。(左2枚は同種)
半透明のこの子は間合いと見切りが上手くて逃げられること3,4度、しかも私の網目はすり抜けてしまいます。最後はSyunnさんの網を3本用いての囲み捕獲。
大の大人がふたり、夢中で魚採りをしました。嬉しいね~楽しいね~毎年々海へ馳せ参じる理由がここにあるのですよ。
さて、半透明の魚を捕ってはみたものの名前は判りません。写真判定を行うため持ち帰ることにします。後日SyunさんとSyunさんのお友達Nさんから「ボウズハゼ」の同定を頂きました。全長は33mm。
右の1枚、大きな目にくるりと曲げた尻尾、カニかエビの幼生でしょうということでネットで調べてみると、どうも「ヒメオオアミ」というのにそっくりです。全長は3mm。(こんなにちっちゃいの良く見つけましたね…)
磯の状況は、沢山のメジナとニジギンポ、小さいチャガラが2匹、この時期には珍しいカマス1匹、夏の使者としてのスズメダイ系はオヤビッチャが2匹見られたのみ。
現在のところ、5月下旬から黒潮の流れが駿河湾、相模湾、伊豆半島、三浦半島を大きく離れる形で流れており黒潮の恵みとは皆無の状況ですね。このままシーズンオフまでいってしまうんじゃないかと心配です。