磯の魚たち > 魚(幼魚)の画像 ハ行 ハナオコゼ タイドプール(潮だまり)や浅瀬で見られる小さな魚たちの紹介
〔 ハナオコゼ 〕 カエルアンコウ科 |
||
見られた時期:7月
磯では、探そうと思っていても、なかなか見つからないものですが、タイドプールをぼんやりと眺めながら、一息ついている時に、海藻をガサゴソ?掻き分けながら出てきた。この磯で見られるのは稀。 一応泳げますが、魚のイメージとは随分とかけ離れた容姿をしております。 写真を撮っていて気が付いたことなのですが、普通の魚に見られるエラというものが見当たりません(カエルアンコウ科全般)。では口から導入された海水は何処から排出されるのか? エラ(鰓孔:サイコウ)は胸鰭の付け根にあり、ここから排出されます(写真の矢印)図鑑によると、水中の移動にも使われるそうです。 |
||
撮影個体:5cm(成魚:14cm) | ||
学名:Histrio histrio (Linnaeus 1758) | ⦿ 写真クリックで大きい画像 | |
左の写真は獲物を探しているところの図。
超巨大なものがこんな格好で水中から出てきたら、浜辺はパニックになりそうです。 獲物を見つけるとジリジリと歩み寄って距離を詰めていき、一瞬で呑み込む。 基本的に魚食魚であることから、同じ水槽に小魚は入れられません。こちらで用意した人工餌、乾燥餌、冷凍小魚などには一向に見向きもせず、ただひたすらに生き餌のみ(イソエビ)を食していました。 2週間でひと回り程大きくなってしまったので、元の海へ帰っていただきました。 |
||
本や資料等による日本近海での分布 日本各地 |
||
撮影個体:5cm(成魚:14cm) | ||
|
⦿ 写真クリックで大きい画像 |