磯の魚たち > 魚(幼魚)の画像 タ行 ドロメ タイドプール(潮だまり)や浅瀬で見られる小さな魚たちの紹介
〔 ドロメ 〕ハゼ科 | |
見られた時期:5月~
タイドプールでアゴハゼと同様に見られる普通種。意識して見なければハゼ科としてひとくくりとしているわけで、私もそのひとり。 全長が小さい頃は表層~中層を浮遊しておりウキゴリ属と見間違えてしまう。成魚はアゴハゼよりもかなり大きい。 アゴハゼ同様に貪欲で何でも食べて飼育は容易だが、より小さい魚との混泳には注意。 ハゼ科一覧は ⇒ こちらへ |
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撮影個体:3.2cm(成魚:15cm) | |
学名:Chaenogobius gulosus (Sauvage 1882) | ⦿ 写真クリックで大きい画像 |
5月中旬、ハゼ科稚魚の群れの中にいるドロメ稚魚(幼魚)。周りにいる個体よりも大きい。 淡水が流れ込む場所ではウキゴリ属も同様に見られるので、目視での判別はちょっと難しいのではないかと思う。 |
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アゴハゼとドロメはアゴハゼ属に分類されます。
アゴハゼ属とウキゴリ属との違いを見てみよう。 ①決定的な違いは、胸びれ上方に遊離軟条といわれるものが有るか無いかで、有ればアゴハゼ属となる。でも判りにくいですね。 ②上アゴ先端と下あご先端の位置。下あごが出ていればウキゴリ属。こちらが判りやすいかもしれない。 |
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撮影個体:3.2cm(成魚:15cm) | |
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上記の違いを参考に、ウキゴリ属とアゴハゼ属の違いを並べて見てみると、顔立ちが違うのが判ります。
採集してプラケースに入れて横から見てみればきっと判るでしょう。 |
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一番上の画像から21日後の状態。泳ぐより底にいることが多くなった。
同属のアゴハゼとの違いは などで見分けられるが、一見して体の白黒模様が不明瞭なので判る気がします。(尾びれの中ほどが少しかじられています…) もう食わなくていいんじゃないかと思うぐらいに食う。 |
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撮影個体:4.2cm(成魚:15cm) | |
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白背景で撮ってみました。 一番上の画像の2日後だけれど、幼さの印象が少し薄れてきた。 |
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本や資料等による日本近海での分布 北海道~九州 |
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撮影個体:3.2cm(成魚:15cm) | |
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「日本の海水魚」(山と溪谷社:1997年版)では学名が訂正前の(Chasmichthys gulosus)となっています。訂正後の学名は「日本産魚類検索 第三版」を参照した。 |