1台目のVCR VX-5 から2台目のVCR SL-2100の購入まで7年間、その期間に他のVCRを購入してはいない。理由は、1台目VCRを購入した翌年にレーザーディスクLV100を購入している。民放の映画を録画するよりも画像のきれいなレーザーディスクを見る方に主軸を置いていたからだ。
2台目を欲するようになったのは、前年に加入したWOWOWが影響している。友人知人に映画を配布するにはダビングするためのVCRが必要になる。私の周りには技術系の仕事柄かベータ派が多かった。
ダビングをするために2代目を物色していて、SL-2100 を眼にした時「欲しい!」と思った。デザインも斬新で色々な技術投入もあるけれど、ツマミ類の突起物がひとつも無いことが決定的だった。
AV 機器は得てして突起物が多く、それらを傷めないように掃除をするということがとても大変なのは皆様もご存知のところ。故に何ら迷いも無く購入した次第。
この VCR は録画よりも FM の録音で活用したが、VCR である以上曲の頭出しというのは出来ない。1曲1曲の時間を計算しながら目的の曲を探し出す作業はエアチェック時代を想いだして懐かしかった。Beta-Ⅰ で録音された情報量は非常に多く、特に低音域の伸びは良い。
SL-2100 は2台所有していたが、HDD/DVDレコーダー RD-X2 の導入にあたり設置スペース確保の為オークションに出したが、出してビックリ、結構人気が高い。落札者の方にお礼を申し上げるとともに、末永くご愛用を願うところです。
SONY が Beta の開発に終止符宣言をしたのが 2002年8月27日。画質は VHS より良かったはずなのに、何故 Beta は VHS に負けてしまったのか?。その答えのひとつとしてテレビ(放送大学)で放映されていたのを紹介します。
それは「人間の内面的な欲望を満たすようなソフトが多く市場に投入され機器の普及を広めた」というような内容(要するにアダルトビデオの需要拡大)でした。私としても技術的な背景によるものでは無いと薄々感じております。
ビデオデッキは、その後HDD/DVDレコーダーへと移行する。というわけで当方はVHSのビデオデッキは一度も購入したことがありません。