録音は AVアンプの REC出力 ⇒ SE-U55SX2 ⇒ PC(USB) の経路で接続、心配していたプチプチ音も無くとり込めました。当時は洋楽中心でしたので、このレコードには殆ど針を落とすこともなかったのが幸いしています。
レコードからデジタル化したものとCDからとり込んだもの、「春」第1楽章を比較して聴いてみました。
良かったのは、レコードからデジタル化したもののほうです。CDと比べて、聴いた瞬間に「あ、柔らかい…」と感じます、それから空間を漂う音の響きが広くて豊かで低音域の拡がりもあり音に厚みが感じられます。
山すそに広がる日本の春ののどかな風景に良く合いそうな感じがします。と言っても、今はもう素朴な風景なんて何処かにいってしまいましたけれどもねぇ…。
「四季」の音源は下記の4種類が手元にあります。
(1)イ・ムジチ合奏団/フェリックス・アーヨ[演奏]
(2)カラヤン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(3)エリク=ウーロフ・セーデルストレム指揮, チョーリャン・リン[演奏](96kHz/24bit)
(4)クリストファー・ホグウッド指揮/エンシェント室内管弦楽団
聴いていて魅力を感じるのは(1)と(4)、(1)は日本人好みかもしれない柔らかい音でほっとする。(4)は古楽器の演奏なのだけれど、一生懸命演奏しているのが感じられ、音は元気さがある。(2)(3)はややアップテンポで一般的な曲という感じを受ける。
もう1枚、駅中やデパートの通路などでワゴンに入れられて売られている格安のCDというのがあります。(1)と全く同じものだけれど、音場は狭く、やや右寄りで冷たい音がします。BGMで聞く分には良いかもしれないが…。 |