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私の人生で一番付き合いが永く、生活の一部となっている音楽と映画。気に留めたことのもろもろを書き綴ったAV記です。


スピーカー工作Ⅲ (2015-07-25)
スピーカー工作Ⅱ (2015-06-28)
スピーカー工作Ⅰ (2015-05-21)
レコードのデジタル化 (2015-04-19)
デジタル化に向けて (2011-01-25)
PCでの音楽環境 (2010-11-06)
デジタル
オーディオプレーヤー
(2010-05-25)
A&Vフェスタ2005 (2005-09-23)
耳鳴りの周波数 (2005-05-30)
A&Vフェスタ2004 (2004-12-05)
私には耳鳴りがあります。
それはステレオで聴こえるのではなく、左チャネル(左耳)だけが鳴っています。

耳鳴りに気づいたのは40才を少し過ぎた頃でしょうか。それは秋に移ろうかと季節が迷っているころの朝、電車が発車した後の地下鉄ホーム(私は乗り遅れた)を包む一瞬の静寂の中。

「あ、まだセミが鳴いている・・・」 と 「こんなところでも聞こえるんだ・・・」のふたつの思い。

これが自分の耳鳴りを意識し始めたきっかけです。
鳴いているセミの種類ですか?姿を表したことがないのですが、きっと ニイニイゼミです。
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音楽を聴く身として気になっていたのは、ノイズキャンセリング(下図参照)の効果があるんじゃぁないか?ということ。

    

まあ、故意にセミの周波数を変えられるわけではないので、そう簡単にはキャンセルされないと考えるのですが、音楽のどのあたりの音域なのかな?とは知りたいと思うわけです。
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「検査」に使ったのは手持ちの 周波数基準レコード
ヘッドフォンを掛けて慎重に音を比較していった結果は、6000Hz ~ 7000Hz の間で 6000Hz に近いということ。この間の 100Hz 単位は記録されていないので、推測 6300Hz あたりではないかと思われます。

さて音楽ではどのあたりの音なのか?楽器の音域は広くて一概に決めかねるのですが、トランペットの「パーッ」、シンバルの内側あたりを叩いた音域に近いと感じます。

そういうことを意識して音楽を聴いてみても「音が消えた」や「音が小さくなった」というようなことは感じとれませんでした。

ふたつの理由が考えられます。
ひとつは、幸いなことに私の耳鳴りの音圧レベルは低く、録音レベルでいえば -40dB 前後にあたります。このため通常に音楽を聴くときには殆ど意識しなくてすむということです。

ふたつめは、耳鳴りの周波数が高い(1秒間に6000回強の波形)ということで、ゼロとなる条件(正の山と負の山の時間的な一致)になり難いのではないかということです。
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なぜ耳鳴りが始まったのか?原因は判りませんが、とりあえず音楽を聴くには支障が無いだろうという自己結論を出しました。ただ、夜のしじまのあのシンとした情景を味わえなくなったことは残念です。


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