磯の魚たち > 魚(幼魚)の画像 マ行 マゴチ タイドプール(潮だまり)や浅瀬で見られる小さな魚たちの紹介

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マゴチ稚魚 〔 マゴチ 〕コチ科
 見られた時期:6月

波の穏やかな水面下や中層で数匹が見られた。一見するとゴミとしか見えないけれど泳ぐことで魚と判る。分布は広いが2020年が初採集。

幼魚というよりは稚魚の段階、小さいので餌は孵化させたブラインシュリンプからスタートした。

資料等による日本近海での分布
青森県以南~、福井県以南~
全長:1.0cm(成魚:60cm)
 学名:Platycephalus sp. 2 ⦿ 写真クリックで大きい画像
マゴチ幼魚

同時に採集したちょっと大きい別の個体、プラケースで撮影。

全長:1.3cm(成魚:60cm)
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マゴチ幼魚 上記写真から5日後。体はもう着底時の保護色となっている。
全長:1.6cm(成魚:60cm)
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マゴチ幼魚

採集してから31日後、冷凍ブラインシュリンプはよく食べるが、冷凍イサザアミ、生のシラス、生のタラコはあまり好みではないようだった。人工餌には餌付いていない。

全長:3.3cm(成魚:60cm)
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マゴチ幼魚

横から見ると体高が低くて細長い魚に見える。

全長:3.0cm(成魚:60cm)
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マゴチ幼魚

正面から見ると頭も体も横に平べったく、まるでワニのようだ。英名でも Flathead となっている。

口の大きい肉食魚で、動くものには敏感に反応する。

単独飼育のみの観察で他の魚との混泳はさせていないが、小さい魚は食べられてしまいそう。

全長:3.0cm(成魚:60cm)
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マゴチ幼魚 体模様は砂地に対して保護色となり見つけにくいが、頭上を通る獲物を狙うのには都合がよい。
全長:3.3cm(成魚:60cm)
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マゴチ幼魚 鰭(ひれ)を広げたところを1撮。これがなかなか広げてくれない…
全長:3.3cm(成魚:60cm)
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マゴチ幼魚

腹側は白一色、水面下のブラインシュリンプ(冷凍)を狙っている。

全長:3.3cm(成魚:60cm)
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マゴチの学名はまだ決まっていません(2020年現在)。そのためコチ属の一種 Platycephalus sp. と表現され、同属のヨシノゴチが Platycephalus sp. 1 で、マゴチは Platycephalus sp. 2 となっています。