磯の魚たち > 魚(幼魚)の画像 マ行 マルコバン タイドプール(潮だまり)や浅瀬で見られる小さな魚たちの紹介

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マルコバン 〔 マルコバン 〕 アジ科
見られた時期:9月

流れ藻に付くモンガラ等に混じって水面下を泳いでいた。当磯では初めて(2012年)。

同定に困りました。幼魚の写真は皆無だったので形状から判断し、Webの検索で参考資料を見つけました。

- 参考資料 -
「海洋生物環境研究所研究報告」
~ 小島 純一 氏 ~
コバンアジおよびマルコバンの稚魚期の形態と南日本沿岸域における出現

飼育は孵化させたブラインシュリンプからスタートしましたが、冷凍餌、人工飼料に慣れるのに時間はかかりません。食欲は旺盛。
撮影個体:1.9cm(成魚:65cm)
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上の写真から約1か月後。

約1.6倍に成長。
成魚の体型になったマルコバンの泳ぐ姿を120cm水槽で夢見ていたのですが、この写真の1週間後に水槽から飛び出してしまいました。

フタをしていなかったことが悔やまれます。

昼間は30cm水槽を縦横無尽に留まることなく泳ぎ回っているので、撮影しようとすると大変!「スズメダイ科のほうがましだっ!」と思ってしまう。

このため撮影は夜間のみで短時間で行います。フラッシュを強制発光させています。

資料等による日本近海での分布
南日本
撮影個体:3.1cm(成魚:65cm)
 学名:Trachinotus blochii (Lacepède 1801) ⦿ 写真クリックで大きい画像
参考資料を見てマルコバンか?コバンアジか?と迷います。

この魚の場合、判定の手助けになるのが、背びれの軟条数と臀(しり)びれの軟条数です。

でも、写真を撮る時はお尻を狙って撮ったりはしません。

左の写真はなんとか数えられる1枚。

背びれ軟条数は
マルコバン:18~20
コバンアジ:20~24
臀びれ軟条数は
マルコバン:16~19
コバンアジ:20~24

見落しがあったとしてもコバンアジには及びませんのでマルコバンでしょう。

これからは頭部やエラ、各ひれなどを撮っておこうかと思っています。

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