磯の魚たち > 魚(幼魚)の画像 マ行 ミナミハコフグ タイドプール(潮だまり)や浅瀬で見られる小さな魚たちの紹介

【 和名の行選択 】
ア行選択 カ行選択 サ行選択 タ行選択 ナ行選択
ハ行選択 マ行選択 ヤ行選択 ラ行選択 ワ行選択
ミナミハコフグ 〔 ミナミハコフグ 〕 ハコフグ科
 見られた時期:8月

シュノーケリングをする息子の話だとオーバーハングした岩の天井で見られるとのことだが、30cmほどの浅瀬で見られた。

フグの仲間は人工餌に慣れるのが早く飼育はしやすいのですが・・・

当磯で初めて採集された個体ですが、2日目に死んでしまいました。多分、撮影時の水温上昇が原因と考えています。この背景には「熱帯性の魚は多少の温度上昇は大丈夫だろう・・・」という思い込みがありました。

同じ水槽にいたホウライヒメジが元気にしていたので油断してしまいましたが、個体差があることを考慮しなければなりません。
資料等による日本近海での分布
房総半島以南
撮影個体:1.6cm(成魚:40cm)
 学名:Ostracion cubicum Linnaeus 1758 ⦿ 写真クリックで大きい画像
ミナミハコフグ

18年後の7月に採集した個体。

やや深めのタイドプール(潮だまり)で壁面をつつきながら移動していました。

興奮状態になると体表から粘液毒を出します。過去に一度、入れていたバケツの中で魚たちが全滅したことがありました。

撮影個体:1.2cm(成魚:40cm)
⦿ 写真クリックで大きい画像
ミナミハコフグ

小さな個体で迷うのは、ハコフグか?ミナミハコフグか?ということ。

「日本産魚類検索 全種の同定 第三版」によれば、
体に眼径大の明瞭な黒色円斑がある、のがミナミハコフグ。
体に小黒色円斑が散在する、のがハコフグとのこと。

撮影した画像を見て、微妙なところだな…とは思うのです。

撮影個体:1.2cm(成魚:40cm)
⦿ 写真クリックで大きい画像
ミナミハコフグ

上記個体の10か月後 ①

かなり四角くなってきました。

ハコフグには「青白色~青色の斑点が体側や背中にある」(幼魚ガイドブック)とのことなので、このサイズになれば現れてもよいと思えるが、この個体には現れていません。

ということで、ミナミハコフグで観察継続中です。

撮影個体:5.7cm(成魚:40cm)
⦿ 写真クリックで大きい画像
ミナミハコフグ 上記個体の10か月後 ②
撮影個体:5.7cm(成魚:40cm)
⦿ 写真クリックで大きい画像