磯の魚たち > 魚(幼魚)の画像 マ行 メバル(属)シロメバル タイドプール(潮だまり)や浅瀬で見られる小さな魚たちの紹介

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シロメバル 〔 シロメバル 〕
メバル科 メバル属
 見られた時期:4月~11月

磯では、釣り人にも定番のお魚。流れの緩やかなところで漂う群れを多く見かける。

2000年ぐらいからあまり見かけなくなってしまいました。

17年ぶり、4月上旬に採集した個体。

長期飼育の経験はなし。おとなしい性格で、積極的に摂餌はしない。雑食性に近いが、簡単には餌付かなかった。落着いた環境で飼育するのが良いのではないかと思う。
資料等による日本近海での分布
北海道南部 ~ 九州
撮影個体:3.6cm(成魚:25cm)
 学名:Sebastes cheni Barsukov 1988 ⦿ 写真クリックで大きい画像

メバルという名前の魚は2008年に、アカメバル、クロメバル、シロメバル、の3種に分類されています。
3種を見分けるために「日本産魚類検索 第三版」(2013年発行)から計数形質の部分を抜粋してみました。

 胸びれ軟条数臀びれ軟条数側線有効麟数
アカメバル14~16(通常15)7~8(通常7)36~44
クロメバル15~17(通常16)7~843~49
シロメバル16~17(通常17)7~9(通常8)37~46

上記個体の胸びれと臀びれの軟条数を数えてみると(下の写真参照)、胸びれは17本、臀びれは8本、なのでシロメバルで間違いないでしょう。

でも、ウッカリカサゴさんの シロメバルとアカメバル稚魚の識別点(詳細版) の記事を読んでみると、アカメバルのようにも見えてくるのだが… 計数した軟条数でシロメバルとします。

シロメバル

胸びれ軟条数を数えてみました。

左右とも17本です。

もっと綺麗な写真を撮りたいのですが、パタパタと動くので難しいのです。

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シロメバル

臀びれの軟条数を数えてみました。

8本です。後の2本は根元が接しているので1本とします。

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シロメバル 白背景で撮ってみました。
撮影個体:3.6cm(成魚:25cm)
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