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周波数基準レコード (東芝) 導入の経緯や選択のわけ 購入:1976/11
(ジャケット表) (ジャケット裏) (較正表)

当時、自作ネットワーク回路の調整用に購入したもの。測定方法はステレオ関連の雑誌に載っていた。

通常、ネットワーク回路に使うコンデンサとコイルは計算により値を求め、微調整の出来ないコンデンサは計算値に極々近い値のものを選ぶ。

コイルも計算値に近いものを選びたいが、値が整数のものが多く出回っており、計算値よりもやや大きいものを入手し、測定を行いながらコイルを巻きほぐして、値を合わせ込む必要があった。

オープンリールのVUメータに簡易的に目盛ってあるdb値を利用するのだが、グラフを作成して追い込んでいくと素人なりにも満足のいく結果が得られる。

初聴した時は「オ~~」と感激したことを覚えている。が、しかし、真面目に取り組んだのは1回だけで、その後はこの方法を用いていない。

その理由としては、コイルを入れることによる低音のなよなよ感にどうしても馴染めないからである。

使用したコイルの線径が 1mm 程度のもので抵抗成分が効いていると思われるが、その後は更に線径の大きいコイルを使っての自作までには至っていない。

レコードに収められている周波数は、30,50,70,100~400(100 単位),700,1K~15K(1K 単位)、両面に同じものが収録されている。