磯の魚たち > 魚(幼魚)の画像 カ行 キヌベラ タイドプール(潮だまり)や浅瀬で見られる小さな魚たちの紹介

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キヌベラ 〔 キヌベラ 〕ベラ科
 見られた時期:10月

深さ70cm程のタイドプール(潮だまり)で側面をチョロチョロッとしていた。初採集種となります。(2022年)

網目4mmを何度もすり抜けるので網を2重にして採集しました。全長を測定したら、10円硬貨にスッポリ収まる大きさです。
資料等による日本近海での分布
八丈島、小笠原諸島、千葉県以南
撮影個体:2.2cm(成魚:30cm)
 学名:Thalassoma purpureum (Forsskål 1775) ⦿ 写真クリックで大きい画像
キヌベラ 飼育は孵化したブラインシュリンプからスタートし、10日過ぎた頃から人工餌を食べ始めました。

ベラ科は一部を除いて肉食性とのこと、キヌベラも他の小さな個体を見つけると襲って食べてしまいます。

幼魚の頃はリュグウベラと酷似しているということで、同定は見送られました。(成長しないと判らない)

撮影個体:2.2cm
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キヌベラ 13ヶ月経過後の個体。

リュグウベラとの違いは、頭部に褐色の斑紋がある(オス)、吻部(眼より前方の部分)に横帯や枝状斑がある(メス)です。

左の画像では枝状斑が見られるのでメスですね。

上記の幼魚がこのように成長したということで、この子は遺伝子分析の為に博物館に収められました。
撮影個体:6.3cm
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