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ATH-M70x (audio-technica)

XDP-30R(Pioneer)
導入の経緯や選択のわけ 購入:2017/11

購入のキッカケというのは突然に訪れるものです。

2013年に購入したATH-AD2000Xを最後に、もう買わないつもりでいたのですが、また買ってしまいました…。キッカケの源になったのは入院です。

入院の病名は「右前腕部深部膿瘍」というもので、手術の後2週間の入院を余儀なくされたわけです。

病院でのゆったりとした時間を優雅に過ごすべく、スマホ、ノートパソコンの他にDAPと密閉型のヘッドフォンSRH940を粛々と用意していたわけですが、SRH940を本棚(ガラス戸付)から出してみると、なんと!ヘッドバンドの頭頂部に当たる部分の被覆がボロボロになっていました(下写真参照)。

SRH940 SRH940ヘッドバンド SRH940ヘッドバンド拡大
< SRH940 > < 頭頂部分 > < 拡大 >

SRH940を購入したのは2012年1月、5年と9か月でこんなにもボロボロになるものなの?SRH940よりも5か月前に購入したQ701は何ともないのに。使用頻度はQ701が断然多いのにね。

新規購入は入院までには間に合わないので、ボロボロの被覆をむしり取って持っていきましたが、使用後に頭を払うとパラッと小さな黒い破片がベッドに落ちたりするのです。

加えてDAPにも不具合がでている。2010年に購入したMG-F508(KENWOOD)で、再生途中に突然!次の曲に飛んで行ってしまう!。最初は曲の一定の箇所で飛ぶのかと思っていたが、曲も個所もランダムなのです。

退院後、ヘッドホンとDAPを新たに購入しました。

ATH-M70x (audio-technica)
密閉型で専用のキャリングケース付の製品はそんなに多くありません。外観は受けを狙ったものでなく、シンプルな基本デザインで私の目を引いたのがATH-M70x。色々なところでの製品レビューも高評価でした(でも、鵜呑みにしてはいけません!)。また被覆が破れるかもしれないSRH940は購入候補から外しました。

音質について、購入後は毎日聴いているわけですが、聴いているうちに「お~これは良いヘッドホンだ!」と思うようになりました。

モニターヘッドホンと言うだけあって、味つけ無しの高解像度ヘッドホンです。新しい音の発見があり、これまで聴いていた曲にも新鮮味が感じられ、新たな音場空間へ導いてくれます。

2小節ごとに楽器が追加されていくボレロ(指揮:レナード・スラットキン フランス国立リヨン管弦楽団)を聴いてみる。淡々とリズムを刻む楽器が実に微妙に追加されていくのが良く判ります。手持ちのヘッドホンの中では優秀。

低域~高域まで多分フラットな特性だと思う。耳に届く音圧や音色は録音次第と言うことになりますね。低音出すぎる高音出すぎるということはありません。

音場は額の上あたりに展開し定位は正確。

巷ではモニターヘッドホンは音楽鑑賞には向かない…てな言葉もあるわけですが、これは本人の聴き方次第ですね。私にとっては音楽鑑賞用です。

リスニング系が好きな私は曲を奏でる楽器が、自分の持っているリアルさに近いほど曲にのめり込めます。目を閉じて曲に音に陶酔できます。

SRH940もモニター的なヘッドホンですが、微細な音の拡がりという点でATH-M70xが勝っています。

装着感については総じて良好。側圧が手持ちのヘッドホンの中では一番強いけれど不快というわけではなく、密閉のための安心的側圧といえる。使っていれば直ぐに慣れちゃいます。

ハウジングを支えるアーム部分がアルミ製なのでプラスチック製特有のキシキシ音は無いし、ハウジングをシッカリと支えて音質面と堅牢さに貢献しているとも感じます。
 
ATH-M70x + XDP-30R (Pioneer)

シルバーで揃えようと意図していた訳ではないのですが、こうして並べてみるといい音がしそうな大人の雰囲気ですね~。

実際、いい音がします!

何年振りかで覗いたDAPの市場は目を丸くするような高額製品が並んでいる!。メモリからデータを読み出して再生するだけなのに何故あんなに高いんだぁ?と思ってしまう。なんだか知らないメーカーも多いし…

各社ハイレゾ対応を謳っている製品ばっかりです。自分の聞きたい曲が本当のハイレゾ音源で出ているわけではありませんが、私の所有曲には一応ハイレゾデータというのがあるので特にこの点は問題なし。

各社のホームページを見て回って、手頃な価格でDACとAMPに使っているチップの記載があり好感が持てたのと、基本性能を固めていそうだなと感じたパイオニアのXDP-30Rに決めました。まぁ自分に合う匂いのする直感的なものです。

購入時にはもう後継機種の案内が出ていて価格が下がっていたこともあり、今買えば価格対性能比が高いとも感じた。

音を聴いてみる、据え置きのヘッドホンアンプでWAVフアイル、XDP-30RでWAVフアイルとMP3の320kbps フアイルで再生比較です。

WAVファイルの再生比較では低域の輪郭が僅かに甘くなるけれど、中高域では差は感じられませんでした。MP3ファイルでは低域の輪郭がさらに甘くなり伸びがやや足りない、中高域の伸びがやや足りない。とファイル形式の差を正直に出してくれました。良いんじゃないかこの製品。

容量は16GBだけれどmicroSDスロットが2つあり、それぞれ200GBまで使えるとのこと、ん~そんなには使わない気もするが… スロット入り口から微細なゴミが入るのを懸念して、取り敢えずそれぞれに4GBを差しておきます。

乗り物の中以外の静かな場所で聴くとすれば、圧縮音源ではないほうがベストです。この製品に圧縮音源を入れるなんて勿体ない!と思いつつもMP3(320Kbps)、WAV、96Khz(24bit)を混在させています。因みに、WMAには対応していません。