Top AV使用機器の紹介 ( PC-Audio )  
DP-80
DSP-AX763
JX-S555
DMR-BW970
RDS-301
MDS-JA30ES
MD-5mkII
TC-KA3ES
自作スピーカー
ATH-DWL5500
Q701
ATH-M70x
HMR-2001
周波数基準レコード
結線図
 
過去の使用機器へ
 
楽天で探す
楽天市場
PC-Audio 導入の経緯や選択のわけ 2014/3~
〈 現在の環境 〉
ヘッドフォンと小型スピーカーで楽しむ PC-Audio です。USB-DAC(ヘッドフォンアンプ)とヘッドフォンで落ち着くまでに約2年半、アンプとスピーカーで落ち着くのにまた1年半もかかりました。という状態で楽しんでいます。
<再生ソフト> <ヘッドフォンアンプ> <ヘッドフォン>
foober2000 DSA192U(Pure Spped) Q701(AKG)

<再生ソフト>
 

Web検索すれば「あれが良いこれが良い」と色々出てくるのですが、難しいややこしいのは避けて、PC-Audio の定番ともいえる fooder2000 にしました。オーディオ誌などで PC-オーディオとしてのヘッドフオンやアンプ等の評価の際にもよく用いられています。一応、音が良いといわれている WASAPI モードでの再生設定です。WASAPI についてはWeb検索をしてみてください。

Windows 付属の Media Player で再生するよりもやはり音は良いです。漫然と聴いていると判らないのですが、fooder2000 では薄い半透明のシールを剥がしたように楽器(音)が見えてきます。

ソフトの使い勝手も Media Player よりシンプルで私好みです。1アーティストにつき1曲~2曲という私の収集体制では Media Player のアーティスト別、アルバム別、ジャンル別などの勝手な分類は不要だし、CD からのリッピングでは勝手にフォルダーを作ってデータを入れてしまうなど、Media Player の身勝手さが許せません。

fooder2000 で使用するのは再生リストのみ、音楽フォルダーから聞きたい曲をドラッグ・アンド・ドロップして使用します。

fooder2000 の設定から使い方はこちらを参考に ⇒ fooder2000 パーフェクトガイド

<ヘッドフォンアンプ>
 

数千円~数十万円まで色々とあり、その中から「安くて良いもので自分好みの音」に出会えるか?で悩んでしまう機器。

私は5台目になります。4台目のときに巷で評判の良かった Audinst HUD-mx1 を購入し、同時にこれも音が良いといわれるヘッドフォン Q701 を買ったのですが 4ヶ月経っても「なんだぁ…こんな音なの…」という感じで、自分の望んでいた音とちょっと違います。

もう1ランク上のヘッドフォンを購入したほうがよいのかな…と考えていた時、HiVi 誌2012年1月号でハイレゾ再生機ランキング第2弾という特集があり、それで見た第2位の製品 DSA192U が目に留まりました。

私の知らないメーカーでしたが、ホームページで詳細を確認し、基盤レイアウトの写真を見た瞬間、直感的にこれに決めました。シンプル・イズ・ベストの基盤写真を見て決定したと言っても過言ではありません。

DSA192U のスペックは、~192kHz/24bitまで対応、ヘッドフォン出力は32Ω~600Ωまで対応、DAC~ヘッドフォンまでDCアンプ構成、内部にワイヤ配線を持たない。付属のACアダプターが貧弱に見えたけれど、内部のDC/DCコンバーターで電源を再生成しているとのこと。USB2.0対応。

これで音が心地良い美音に変わりました。12弦ギターの響きがなんと心地良いこと!オーケストラの空間を漂う響きがとっても豊かなこと!

購入価格はヘッドフォンより高いけれど買って正解です。もしヘッドフォンの方を購入していたら、またまた「え!こんな音なの…」の状態になっていたかもしれませんから。

<ヘッドフォン>
 

PC-Audio を始める前までは、「5,000円も出せば十分さ…」と思っていたのですが、いざ この世界に耳を突っ込んでみると、まぁなんと数十万円もするヘッドフォンさえあります。そうしてこうしてやがてこの世界に慣れてしまうと…「十万円のヘッドフォン買っちゃおうかなぁ…」と恐ろしいことを自然に考えている自分に気付くのです。

ど・れ・にするかな?では結構時間をかけました。出費できる金額を決め、① 外形は1本のアームという形ではなくアームの内側にフリーアジャストのバンドが有るものに決め、② 密閉タイプではなくオープンもしくはセミオープンタイプのものに決めて製品候補を絞り込み、あとは情報収集です。

専門誌の購入やWeb上でのユーザーレビューも参考にします。でも、ユーザーレビューを鵜呑みにしてはいけません。音の好みは人それぞれですし、ヘッドフォンアンプは何を使っているのか?音楽ソースは何なのか?も考慮しなくてはいけません。

最終的に、評判どうりならば私の求める「解像度が高く美しい音」に近い Q701 を選択しました。実売価格が定価の半値に近いというのも魅力でした(当時)。

結果的に、ヘッドフォンアンプ DSA192U+ヘッドフォン Q701 から溢れ流れてくる音楽に私はとても満足しております。両方揃えると定価でいけば11万円弱と安くはない出費ですが、一応これで投資に終止符が打てそうです。

<音源の選択>
 

ここで言う音源とは、CD、レコード、MD、カセットなどの元の音源からパソコンで再生できるようにデジタル化した音楽ファイルをさしています。

当方では、ファイルの保存形式は非圧縮といわれるWAVで、通常は44.1kHz/16bitで保存していますが、レコードからの場合は 96kHz/24bitを使用しています。

iPhoneやデジタルオーデイオプレイヤーなどで外に持ち出すときには圧縮形式のMP3とWMAを使用しています。

非圧縮形式と圧縮形式の音質の違いについては、圧縮率が高いほど空間を漂う楽器の響きが失われていきます。MP3で96kbps、128kbps、192kbps、256kbps、320kbpsを比較テストしてみました。

 

使用したCDは、ハイサンプリング録音システムで作成された東芝EMIの「やすらぎ~with classic~」から「美しく青きドナウ」

演奏は、マルコム・サージェント指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

変換ソフトはDigiOnSound6LE、再生はfooder2000。

96kbpsと128kbpsはオーケストラの楽器や合奏の音が響きを失っていて、音楽なのに聴いていて煩く(うるさく)感じる音だけになってしまいます。

192kbpsになると煩さは減少して聴きやすくなりますが、空間を漂う響きの少なさが目立つようになります。

256kbpsになるとさらに響きが延びて聞きやすくなり、パッと聴いただけではWAVとの違いが判りません。

320kbpsになると特定の楽器の響きに注目したり、空間を響いてゆく音に注目したりして集中して聞かないとWAVとの判別が困難になります。

まぁ結論としては、家でじっくりと聴くならばWAVで、外に持ち出す場合は車や電車の中、あるいは静かな公園、旅先のホテルなどを想定して256kbpsが妥当という感じがします。

CDから作成したから…
といっても全てのCDが良い音とは限りません。

例えば、クラシック初心者用として購入した廉価版の「 100 CLASSICS (avex) 10枚3,000円」に収められている「美しく青きドナウ」は高域と低域の響き部分がカットされているようで音が悪かった。

他の曲も同じように聴こえるので、配信用のファイルをCDに焼いただけのものかもしれない…

楽団の演奏自体は悪くはないと思うのだけれど、演奏者がこのCDを聴いたらガツカリするのではないかと思う。

優秀録音盤なんて私は持っていないけれど、ヘッドフォンやヘッドフォンアンプの良さを実感するには、豊かな音の響きが録音されている音源が必要になるということを判ってください。

<スピーカーとアンプの追加> (2017/2)
 

心地よい音で聴けるヘッドフォンとヘッドフォンアンプを揃えて自己満足していたのですが、ひとつ問題が…

それは、妻がいない時の日中にヘッドフォンで音楽を聴きながら、こうしてホームページ作成の作業などをしているときに、宅配の荷物が届いたときの「ピンポーン」という呼び出し音が聞こえないこと。
趣味を含めた生活品購入の9割をインターネットに託している身としては大きな問題です。

これを解決するにはスピーカーで聴く環境も必要と判断し、「スピーカー工作Ⅰ~Ⅲ」を経て下記に落ち着きました。只、スピーカーは今後変わる可能性があります。

 
Pioneer A-30 自作スピーカー W3-881SJ
アンプ Pioneer A-30 自作スピーカー W3-881SJ
製作過程と感想はこちら

アンプについて
A-30 に決めたきっかけはカタログに載っている内部写真。良いよ!という一部分だけが載っているだけであり、「これでどうだ~!」と上位機種のように自信満々の全体写真が載っているわけではありませんが、私はこのチョビ内部写真に惹かれました。アンプを作ったことがある人なら少しは判ってくれるかな?。でも買って正解だったと言えます。

ヘッドフォンで聴いてみると、A-30 の音質はヘッドフォンアンプ DSA192U の音質とそっくりで、低域~高域にかけての音の反応もそっくり、「素直な音」という感じを受けます。

導入当初は「え?どっちで聴いているんだっけ?」という感じになりました。良~く聴いてみると A-30 の方が僅かに高域が丸くなる、DSA192U の出力をつないでいる2.5mのRCAケーブルが影響しているのかもしれないが、ま、聴いていて不満は感じられません。

スピーカーについて
好みのスピーカーは自作に限る!ということに落ち着きました。

先ずスピーカー本体の大きさ、自分の聴く環境に置ける大きさの希望は、幅100mm ~ 130mm、高さ200mm~230mm、奥行き150mm~170mmがベストです。要は、幅が手のひらサイズでA4の半分ほどの大きさのスピーカーということです。

次に音質、欲しているのは「永く聴いていても疲れない優しい美音」です。もごもごしない解像感があることはもちろんですが、迫力のある低音や重低音、突き抜けるようなトランペットの高音はいりません。

市販スピーカーで丁度よいサイズの物も有りますが「これは良さそう!」と私の触覚に反応する製品がない。ある程度音量を上げないと実力が出てこないというのも小音量で聴く私には向いていない。それに、この距離で聴くのに2Wayはないでしょう…とも。

一方、自作する場合は大きさが自由に決められるし、スピーカーユニットの素材も色々あり、特色のあるものを聴いて試すということができるという選択肢が多い。(このことは「スピーカー工作Ⅱ」あたりから実感し始めました)。

音質に影響のあるコーン型の振動板もペーパー系、ポリプロピレン、アルミ、グラスファイバー、ウッドなどと色々あり、いつかは自分に合うものを見つけられそうな気がする。

希望するスピーカーの大きさから容積は1.5ℓ ~ 2.5ℓ 前後なので使用できるスピーカーユニットは 8cmのフルレンジあたり、10cmになるとスピーカー本体が大きくなってしまう。

聴く状況

私のPCオーディオを聴く環境

スピーカーの位置はちょうど耳の高さ。スピーカーユニットの向きも聴く位置に合わせているので、ユニットの軸上1mで聴いている状態になる。

漫然と置いて聴いている場合と比べるとスピーカーに対する評価がかなり変わってきます。

スピーカーとの距離が近いため当然ながら心地よい小音量、おそらく1w以下で聴いていると思えるが、ユニットの音はダイレクトに耳に届きます。小さい音も良く聞こえるため、やはり疲れない優しい音を求めてしまう。