製品名は クロッサム2+ というこのリモコンは2代目。学習機能付きで使いやすい。左項に挙げてある機器のリモコンを全て出しておくとしたら、探すのも、使うのも、保管も大変です。マルチリモコンがあればこそスムーズな操作が可能となるわけです。
学習リモコンで使用時のネックとなるのはボタン名が変えられないということ。例えば、〔TV2〕というボタンにVCR2の内容を学習させたとき、ボタン名を〔VCR2〕と替えたいのだけれどボタン名は印刷されているので替えることはできない。シールを作成して貼れば良いと考えるが、別の設定面では〔HDD2〕と替えたいときには困ってしまう。
VCR の設定画面で VCR 関連しか設定できないのは困る、カセットの録音待機やアンプの入力切替もその画面で操作できなければいけない、というマルチリモコンの操作イメージを描いていた私は、お仕着せでなく、自由に設定できるものが欲しかった。
おりしも「FM fan」で学習リモコンの特集があり、目に付いたのがクロッサムだったのです。
実際、選択面の設定もその中の設定も自由に出来るし片手での操作も出来る。例えば、ダビングする場合を考えてみると、アンプに対する入出力の切り換え、送り出し機側の設定、録音/録画機側の設定などを同一面で行うことができる。
最初はアレもコレもと記憶させていたが、自分で使う時でさえまごつく結果となった。普段行う手順を一度整理して学習させ、不足分は後で追加するほうが使い易くなる。
自由に設定できるラベル面は84個あり、ひとつひとつ貼っていくのは非常に大変。私の場合、エクセルで予め枠の大きさを決めておいて、ラベルを入力、印刷した後に両面テープを貼り、設定面単位(14個)でカットして使っている。
ラベルを貼る箇所が曲面なので、なるべく薄い用紙を使ったほうが剥がれなくていい(薄い一般のコピー用紙)。また油成分は貼る前に良くふき取っておくと時間が経過しても剥がれ難い。