月に1~2回の使用で、MDを載せるトレイの出し入れが突っかかり気味だったのが気になっていたのだけれど、ある日とうとう出てこなくなってしまった。
普通に修理を思いつくが、ソニーのホームページで確認してみると1999年に製造を終了しており、補修部品保有期間の8年も過ぎて修理不可と表示される。
ソニー製品の修理を扱う民間の業者をWebで探せばあるが、発送の手間と修理費のン万円が腰を上げるのを重くする。
電子部品の不良は専門の業者に任せるとしても、メカ系の不良はある程度は自分で直せると踏んで、ラックからMDS-JA30ESを取り出して天板を開けてみることにした。
トレイのオープン/クローズのスイッチを押すと、モーターの回っている音は聞こえるが、トレイは出てこない。モーターの音がする付近を覗きこんで見ると動いていないプーリーとゴムベルトが確認できる。写真 (1) (2)。ゴムベルトの動力がプーリーに伝わっていないことが見て取れる。
ゴムベルトを交換しようと思うが、このままでは交換ができそうにもないので、駆動ユニット本体を取り外すかな…? と考えつつ、参考になる内部写真をWebで探していくと、なんと底板を外せば簡単に交換できることが判った。
底板を外してみると、(2)で見たプーリーとゴムベルトがモーターのプーリーに繋がっているのが判る。 (3) (4)。(4) の写真を見るとゴムベルトが弛んでいるのも判る。 |