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TC-KA3ES (SONY) 導入の経緯や選択のわけ 購入:2003/3
デザインとオーソドックスな3ヘッド構成が気に入って購入し、13年と5ヶ月間使用してきた SD-60 ( Marantz ) が壊れたので機種交代となった。
SD-60の不具合は次の2つ。
①再生中に突然止まる。(コンセントの抜き差しで一時的には直る)
②再生中にボーカルが左右に揺れる。(新しく録音した曲ほど揺れは大きい)

考えられる原因として、マイコンの不具合、走行系ベルトの緩み(テープ弛み制御が利きすぎている)、あるいは走行系ローラーの変形等が思いつき、パネルを開けて、見て、触ってみるものの何も判らず、諦める。

ラジカセが店頭から姿を消し、テープの需要が減少している昨今、デッキを買うのか?という思いもチラリと頭の隅をかすめるが、今は亡きオジイチャンの声や我が子の生まれたての泣き声、その他モロモロの声や音楽はまだテープの中にあり、デジタル化が済んでいません。そして決定的なのは私の所有する車にはカセットとラジオしか付いていないということです。

何故車に CD を付けないの?という問いにたいしてはそれは、お気に入りのアーティストのCD を購入しても、それに納められている曲の中から自分の気に入るものは1曲ぐらいしか存在しないことが殆どだからです。それ以外の曲は最初に1回聴けば後で聴くことはありません。

例えば、妻の実家へ帰るときの片道8時間のロングランドライブを考えると、1時間で10曲聞けるとした場合、実に80枚に及ぶ CD を持って行かなければならなくなり、これは現実的に無理なことであります。気に入った曲をテープに編集して持っていけば、10本程度で済みます。(その後車を買い換え、デジタル・オーディオ・プレイヤーの購入でカセット持参もなくなりました)

ま、そういうわけで購入するデッキの機器選びを始めました。今回の選択にあたって条件がひとつ、それは今後十数年間使っていくことを考慮して、走行系はベルトの緩みを気にしなくて良いように、ベルト・ドライブ方式ではなくダイレクト・ドライブ方式を選ぶということです。

現時点で入手出来るカセットデッキは限られつつあり、その中でダイレクト・ドライブの機種を選ぶとすれば、ソニーの TC-KA3ES しかありません。伝統のESシリーズで、価格もこなれてきていたのでこれに決定です。他には高価な部類に入る TC-KA5ES(SONY) や V-30S(TEAC) 等もありますが、入手は難しい。

十数年振りに購入したカセット・デッキを前にして、技術的進歩は如何に?というところですがそのメカ動作は精密機械が動いているような感覚を覚えます。音はノーマル録音でメタルテープを使用しCDと比較しても私には違いが判りませんでした。

今後カセット・デッキを購入するということは、もう無いかもしれません。そう考えると今回購入したデッキを「大切に使わなくては!」と思ってしまいます。