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〔オキザヨリ〕ダツ科 |
見られた時期:7月~8月
ここの磯では2019年に初個体採集で、2022年に2回目の採集となる。
浅瀬の水面で波に任せて漂っていたので、一見すると細い棒切れのように見える。漂流物に混じっていると分かりにくい。
追えば逃げるので、波に漂っているところをそっと下から掬います。 |
本や資料等による日本近海での分布
津軽海峡以南 |
撮影個体:9.1cm(成魚:1.3m) |
学名:Tylosurus crocodilus crocodilus (Péron & Lesueur 1821) |
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横から見ると、口の部分が鳥のペリカンに少し似ていると感じます。成魚になると槍のように鋭くなって漁をする方やダイバーに恐れられる存在となってしまう。
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撮影個体:9.1cm(成魚:1.3m) |
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背鰭後方が大きく伸びる。
上からの画像です。横から撮りたかったのだけれど叶わなかった。
ダツ科には他に、ダツ、ハマダツ、リュキュウダツ、ヒメダツ、テンジクダツの5種がいるのですが、
背びれ軟条数:22、臀びれ軟条数:20でオキザヨリです。 |
撮影個体:9.1cm(成魚:1.3m) |
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鋭い歯を持ち小魚を捕食する魚食性です。人工餌、乾燥餌、冷凍餌、孵化させたブラインシュリンプには見向きもしなかったので、生のシラスを与えました。
ピンセットでつまんで与えたり、目先のところに落としてあげると食べます。口に入る程度の大きさが良く食べます。
水槽内を泳ぎ回ることはなく、水面下でじっと浮かんでいる。 |
撮影個体:9.1cm(成魚:1.3m) |
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噛まれたら痛そう… ですが噛むことはありません。 |
撮影個体:9.1cm(成魚:1.3m) |
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ダツ科6種の比較(またいつか採集した時、迷わないために書いておこう)
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ヒメダツ属 |
テンジクダツ属 |
ハマダツ属 |
ダツ属 |
ヒメダツ |
オキザヨリ |
テンジクダツ |
ハマダツ |
ダツ |
リュウキュウダツ |
背びれ軟条数 |
13~15 |
21~24 |
24~27 |
22~25 |
18~20 |
18~21 |
臀びれ軟条数 |
17~19 |
19~22 |
22~24 |
25~27 |
21~23 |
22~26 |
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