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グズグズとした天気が続いていたのですが、大潮の時期も終盤になり「この日は秋晴れだよっ!」という25日に行ってきました今年の最後の磯採集。
予報では、まぁ我慢できるかな?という風速でしたが、いざ磯に着いてみれば「知っていれば行かない!」という強風で呆然と立ち尽くす自分の姿が思い浮かぶようです。
磯は、泳ぐお魚の姿はあまり見られず、先月の状況からは想像もつかないほど魚影は薄いものとなっていました。オヤビッチャとシマスズメダイは数えられるほど、他のスズメダイ科は1匹~2匹という状況です。
(まだ暖かい水温) | (数少ないオヤビッチャ) | (太平洋の眺め) |
まだ暖かい水温、10cmほどの浅瀬の水温を測ってみると21℃、気温と同じで手を入れてもまだ暖かく感じられます。只、夜の気温は15℃程度なので干潮となった時のタイドプールにいる南方系の魚には非常に厳しい環境でしょう。
数少ないオヤビッチャ、この日は台風26号の影響か?波のうねりがありました。波の来ない浅瀬の隅で集まって泳いでいるのは、オヤビッチャが5匹とカゴカキダイ1匹、カゴカキダイは3cm弱と小さいです。
太平洋の眺め、たぶん… 来年の春まで見ることがないかもしれない太平洋。
今日の磯の状況からみると、次の大潮には期待感が持てなくて、今年はもう磯採集は終了にします。
1週間前に強力な台風24号が通り過ぎたので磯は落ち着くかに思えましたが、後追いの台風25号の影響で平穏とはならなかった磯へ息子を誘って行ってきました10月上旬の磯採集。
世間的には3連休となる最終日で当日の天気は曇りでちょっと風が強い、曇りの日は魚の姿が良く見えないので「アレは?」と判断に迷います。
そんな判断に迷うことなく「アレはあまり見たことが無い!」と採集してきたのが下記の2種、初の種類かと思っていたのですが… 残念ながら違いました。
ギンユゴイ | ホウライヒメジ | ゴンズイの群れ |
ギンユゴイ(全長:2.6cm)よく見かけるのは尾びれに縞模様があるのですが、この個体はそれが見あたらなかったのです。アジ科?かと思って採集したのですが、撮影した画像を見てみると尾びれに薄~っすらと出始めているのがわかります。縞模様がある個体はこちら ⇒ ギンユゴイ
ホウライヒメジ(全長:4.1cm)磯の浅瀬で採集した時には、「こんなメタリックなヒメジ科がいたっけ?」という感じでしたが、撮影した画像を見てみるとホウライヒメジそのものですね。
ゴンズイの群れ、実は、次の日にも磯に行ったのですが網も使わずに帰ってきました。この日に磯で見たゴンズイの群れ、久しぶりに見られたので撮ってきました。
磯の状況、Sawadaさんが採集されたのはクロユリハゼ、この磯では初めてですね。台風で流されてきたと思われるけれど、それ以外は逆に台風で飛ばされてしまった感が強いです。かなり大きな岩が動いてしまっていることから多くの生き物が何処かに流されてしまったと思われます。で、次の大潮、期待して良いのやら判らないという心境です。
天気予報を見れば、数日前~数日後の1週間の間で「晴れの日はこの日だけ!」となってしまう28日に行ってきました9月最後となる磯採集。
久々の秋晴れ! | ウルメイワシ 25匹 | クモハゼ |
久々の秋晴れ!、これまでに秋晴れがあったかどうか忘れてしまうほど雨の日が多かった9月、この日は久々の秋晴れ!を体感しました。一見、海は穏やかに見えますが、3日後にやって来る台風24号の影響で波のうねりがかなりありました。
ウルメイワシ 25匹、当方は採ったことはないのですが 魚類写真資料データベース からウルメイワシだと判断しました。タイドプール(潮だまり)に取り残されていました。サイズも太さもスーパーに並んでいてもよさそうな感じです。
クモハゼ(全長:2.4cm)、もう10年以上も採ることがなかったけれど、再撮影用に採集してきました。ハゼ科は他の魚を採集している時に、時々網に一緒に入ってきたりするものですが、いざ!この1匹を狙って採ってみようとする時には、ある程度の採集本気度を出さないと採れないものです。それに、探している時にはなかなか見つけられないし … 。
アゴハゼとクモハゼの比較画像です。 タイドプールで上から見ていると、アゴハゼばっかりのような感じを受けますが。よ~く見るとクモハゼが混じっていますよ。 模様がアゴハゼほど密ではない。 |
当日の磯の状況、この日の最低潮位は70cmほどなのでタイドプールの数は少ないのですが、加えて波のうねりがあるために最低潮位でできるはずのタイドプールに海水が押し寄せてタイドプールにはなりません。5日前と比べると見られた魚の数はとても少なかった。
ぐずついた天気が続いている9月、「明日磯採集に行くけど行くかい?」と家に来た息子を誘って行ってきました9月下旬の磯採集。
ここのところあまり天気が良くないですねぇ。ちょっと晴れる日もあるけれど、そういう日は潮が引いたりしないわけで、磯に行ける日を模索していました。予報によれば、日・月曜日あたりに天気が良くて、その後はまた崩れてしまうということなので日曜日に行ってきました。
当日は曇り時々晴れで風はやや強いかな?という感じでした。新しい種類には出会えなかったけれど、ここの磯では稀な種となるサザナミヤッコを採集することが出来ました。持ち帰りはこの1匹のみ。
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サザナミヤッコ(1)2016年に見られた時には既に我が家にいたので採集はしなかったのですが、その後突然に死んでしまったので今回は採集しました。尾びれ根元付近にまだ白線が出ていない小さな個体で、全長:2cm 、50円玉(直径2.1cm)にすっぽりと入るサイズです。自身が採集したのはこれが初めて!。
サザナミヤッコ(2)潮の引いたタイドプール(潮だまり)で、小さなトゲチョウチョウウオを見かけたので眼で追っていると、岩の切れ目をこの画像のようにススーッと横切る黒いからだにくの字の白線が眼に入ります。「あ… サザナミヤッコ」とすぐに判りました。息子と協力して浅い切れ目に追い込んで採集したのです。
サザナミヤッコ(3)撮影していて気になったのが体に見える白点、白点病を持ち込んだか?と思ったけれど各ヒレには付いていない。白点はマクロレンズを通して見える大きさであり、肉眼=老眼で見れば判らない大きさ。逃げ回る時に岩などにぶつかって鱗(ウロコ)が剥がれ落ちたものだと考えます。
磯の状況は、この日に出会った Sawadaさん 曰く「向こうの磯には殆ど魚がいない…」と。別れた後に行ってみれば、確かに魚がいませんね~。 前回、群れていた小さなオヤビッチャの姿がない、ボラやコトヒキ、クロサギが見られたタイドプールはハゼの姿さえ見られない。う~む、ここの磯ににどんな異変があったのかな?。
今の磯はチョウチョウウオ科は普段の年よりも多いけれど、ハギ類は殆ど見られない。順調に色々な種類が増えてきてくれてもよいと思うのだけれど、何か断片的な移り変わりの感じがします。次の大潮は10月になってしまいますが、期待して良いのかどうか?わかりません。
大潮の時なのですが、猛烈な台風21号が通過した後は風が強いわ雨が降るわで天候が良くありません。グズグズしていると潮が引かなくなるので行ってきました9月上旬の磯採集。
今日は、前日行かれたSawadaさんの 風と雨の磯のようには雨が降らないのですが、薄曇りで見難いうえに海上保安庁海の安全情報のメールサービスから強風注意報が届くほど風が強いわけです。
風の影響を受けない、ささやかなタイドプール(潮だまり)を覗いていくのですが、思っていたよりも魚の姿が少ない。風が強くなければもっと見られるのに… と思いながらも採集したい魚に出会えないままタイドプールを巡ります。
南側の磯でこの日唯一和みを貰ったのが、この磯では珍しい種となるセダカスズメダイ。
フウライチョウチョウウオとセダカスズメダイのWショット 何枚も撮ったのだけれど、どれもよく写っていないね … 5年に1匹ぐらいの出会いという感じでしたが、昨年もいたのです。ん~この磯も熱帯化してきたのかなぁ?とつい思ってしまいます。 |
今日は持ち帰りの魚はありません。
磯の状況は、色々な種類が見られなかったのは天候の所為だとして、新しく流れ着いたと思われるスズメダイ科で2cm弱のオヤビッチャやテンジクスズメダイが以外と見られました。以前見られたチョウチョウウオ科は順調に大きくなっているのもいるし、まだ小さいチョウハンも見かけました。9月になったので色々な幼魚が流れ着くことを期待していますが、天候は落ち着いてくれるでしょうか?
前回の磯採集は台風14号の後、今回はダブル台風19号20号の後、磯が落ち着いて天気良好の27日には行けず、その次の日に行ってきました、8月下旬の磯採集。これを書いている時にも台風21号が発生しています。
予報では、曇りでしたが → 晴れてきた、涼しいはずでしたが → 暑かった、風が弱いはずでしたが → ちょっと強かった、波が穏やかなはずでしたが → やや強かった。と、磯に降り立ったときに感じた状況です。
この日の感想としては、前回に期待していた程ではなかった… という感じでした。やっぱり風の強い日というのは良~く見えません。
シマイサキ | チョウチョウウオA | チョウチョウウオB |
シマイサキ、深さ10㎝ほどのタイドプール(潮だまり)で静かに目立たないようにしていました。採集した時は縦縞が妙に新鮮に見えて新しい種類か?と思い、いそいそと持ち帰ったのですが、撮影している時に「ん~シマイサキか…」と目覚めたのです。拡大しているので大きく見えますが、全長は2.1㎝。
チョウチョウウオAとB、2014年以降は採ってこなかったのですが、ある日ふと玄関に置いてある80㎝水槽を眺めた時に、少し寂しいかな?(永年居住魚は2匹だけ)と思ったのがきっかけで、新たに採集してきました。
両方とも同じタイドプール(潮だまり)に居たもので、Aは全長2.7㎝、まぁ普通のサイズですね。Bは全長2㎝、頭部~頭部後方にかけて、まだ半透明の骨質板が少しありトリクチス幼生期が残っています。臀鰭(尻びれ)に何か?が付いているのが判ったのも撮影後でした。これはそのうちに取れていくだろうと思っています。
磯の状況は、前回と比べるとオヤビッチャが多く見られるようになりました。チョウチョウウオ科は変わらないような感じを受けます。これから色々な幼魚が流れ着くことを期待していますが、心配事といえば台風でしょうかねぇ。
大潮になると又やって来ました台風、今度は台風13号、台風13号が去って、台風14号が去って、普通に休みの取れない息子を誘って行ってきました、お盆の最中の14日の磯採集です。
台風15号が来ると判ったのは日程を決めた後、九州方面に向かっていたので直接の影響はないものの、海の状況が良くないことは予想される。当日、お天気だけれど、磯に降りてみれば風がやや強く、波のうねりがすごかった!。泳いでいる人は誰もいなかった!。
ま、波のうねりがあっても潮が引けばタイドプールは出現しますが、海に近い方は諦めて見やすい場所を選んで覗いていきました。前回と比べると、チョウチョウウオ科やスズメダイ科の数が増えています。
採集したのは、3cmぐらいのチョウチョウウオ1匹、2.5cmぐらいのトゲチョウチョウウオ2匹、小さなナベカ1匹で、いずれも息子の水槽用です。私の持ち帰りはありません。
今回は持ち帰りの魚がいないので、魚の画像はありません。ただ波の写真だけです… 見惚れるぐらいのうねりだったのですが、上手く写真に収めることができません。 |
磯の状況は、スズメダイ科のオヤビッチャとシマスズメダイが普通に見られるようになりました。チョウチョウウオ科のチョウハンも1匹見られました。ホウライヒメジ(たぶん…)が数は少ないけれどパラパラッと見られたのは珍しいです。フエダイ科のクロホシフエダイも現れました。だんだんと魚の種類が増えてきました。この状況だと次の大潮にも期待して良さそうです。
大潮になるとやって来る台風、今度は前代未聞の逆走経路となった台風12号、台風が来る前日と過ぎ去った2日後に行ってきました磯採集。
台風が来る前日、海上はうねりも殆ど無くて穏やか、だけど接近してきている台風のため風がとても強かった!。風がまともに当たる場所では全然見えないわけですが、風が弱まるくぼ地のタイドプールでは前回よりもオヤビッチャが普通に見られるようになり、ニザダイも少数ながら見られました。賑やかな兆しが見えてきたねぇ~という感じでした。イソスズメダイを1匹採集。
台風が過ぎ去った2日後、天気も良くて風も弱く絶好の採集日和、しかし、前日よりも魚の数自体が少ないです。前回オヤビッチャが見られた場所などは、感覚的には1/3ほどに減少しています。やっぱり台風の強波で何処かに飛ばされてしまったと思わざるを得ません。この日に採集した魚はありません。
イソスズメダイ | チョウチョウウオ | フウライチョウチョウウオ |
イソスズメダイ、台風が来る前日にタイドプールの端っこにいたのを採集してきました。毎年見られるので採ることもなくて、なんと17年振り!の採集となります。黄色味がきれいです(全長:2.6cm)。
チョウチョウウオ、台風が去った2日後、今年見るのは初めてです。潮が引き始めた浅瀬にいました。サイズは500円玉くらいかな?この日見られたのは1匹のみ。
フウライチョウチョウウオ、台風が去った2日後、こちらも今年見るのは初めて。やや大きめのタイドプールで見られたもので、サイズは親指の爪ぐらいかな?小っちゃいです。この日見られたのは1匹のみ。
台風の後の磯は、「魚がいないなぁ~」と思ってしまいました。磯の状況が落ち着くまでには時間が必要でしょう。1週間?、2週間?。
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イソスズメダイ
日本が熱帯地方となってしまった7月、身をもって感じる昨今の猛暑なのですが、17日の 関東・東海海況速報(神奈川県水産技術センター)を見て、「様子を見に行って来たら~」と隣りの私Bが言うので、次の日、スマホに届く「熱中症の危険あり 運動は原則中止」を気にしながらも行ってきました磯採集。
内陸は暑いけれど磯も暑かった!強い日差しと岩の照り返しもあって流れる汗が眼鏡の下縁に滞る。新しい種類こそ見られなかったけれども、磯の状況は5日前と比べればかなり賑やかになってきていました。
イシダイ幼魚 | カワハギ幼魚 | イスズミ幼魚 |
イシダイ幼魚、流れ藻+ゴミという感じの表層で何匹か見られました。イシダイは7月上旬から見られていますが、今日のがサイズとしては一番小さい(全長:2.0cm)。
カワハギ幼魚、イシダイと同じ場所に居ました。アミメハギは時々見かけるけれども、いざカワハギを探すと中々見つからないもので、15年ぶりの採集となります。全長:1.8cm と小っちゃいよ!。
イスズミ幼魚、イスズミらしいけれど何か違うような気がするので採ってきたら、やっぱりイスズミでした。イスズミ属の中で似ているのは「ノトイスズミ」と「ミナミイスズミ」がいて、この2種の背びれ軟条数は12、イスズミの背びれ軟条数は14で、これで確定です(全長:2.4cm)。イスズミ以外でなかったことはちょっと残念。
今日の磯は暑い…、磯を廻って1時間半ほどすると、軽い頭痛と強い虚脱感を感じ始めました。「ん~ちょっとまずいかなぁ…」と思って風の通る岩場で日傘を差して休みます。野菜ジュースと梅おにぎりとスポーツドリンク。30分ほど休んだら体の不調は治まりました。磯に日陰はありませんので日傘はとても有効だと実感しました。
磯の状況は、スズメダイ科のオヤビッチャがあちらこちらで少数ながら見られるようになりました。他にはオニカマス、マツダイ、アオヤガラ、ワニグチボラも見られました。夏魚が目につくようになったことで、下旬の大潮に期待が膨らみます!
* 魚の説明ページはこちらから
イシダイ カワハギ イスズミ アミメハギ オニカマス マツダイ アオヤガラ ワニグチボラ
7月前半の大潮、67年振りに早々と梅雨が明けてから暑い日が続き、長い夏夏夏の時期が始まったようです。接岸傾向にある黒潮に期待して行ってきました磯採集。
結果は、まぁ期待以下という状況ですが、スズメダイ系が現れたことで夏の魚の兆しが感じられました。
イソスズメダイ幼魚 | オヤビッチャ幼魚 | ゴンズイ |
イソスズメダイ幼魚、タイドプールの端っこで、サイズは3㎝弱くらいかな?1匹だけ見られました。7月中旬あたりに見られたことは過去にもありますので、特に早い出現ということではないです。
オヤビッチャ幼魚、浅瀬にて波に揺られながら泳いでいる3匹、サイズは3㎝くらいかな?。今年初めて見るにしては大きいけれども放流ものではない感じです。
ゴンズイ、このサイズは小さなタイドプールに放置されているのを時々見かけるけれど、浅瀬で見ることはまず無いですね。
今日の磯は、網を使うことなく終了しました。スズメダイ科がやっと2種だけちょこっと見られた!という状況です。黒潮が近い状態なんだけれども夏の魚が流れ着くのが遅い感じです。出会ったSawadaさんも同じように思っているようでした。
磯ではカゴカキダイの姿が目につき、今年生まれたクサフグ幼魚の群れも見られました。6月の前半に見られたニザダイはその後は姿を見せません。次回の大潮にちょっと期待してみましょうかねぇ。
6月の下旬~7月上旬にかけては大潮の時期です。いつ行こうかなと天気予報を見ているわけですが、づーっとづーっと風が強い!のです。迷って伸ばしているうちにだんだんと後の予定が詰まってくる。風が強いけれど何とか弱い日を選んで行ってきました磯採集。
磯に降りてみれば、快晴なのですが終始ゴーピューと耳元で風が音を立てます。海は台風7号の影響も加わってか波のうねりがある。風当たりの弱い数少ないタイドプールを覗いても、こういう日は魚の姿は殆どありません。が、1種採ってきました。
風が強くて… | うねりがあって… | イシガキダイ幼魚 |
風が強くて…、深さ10㎝ほどのタイドプールでもこうなんですから、お魚さんはまず見えませんねぇ。
うねりがあって…、岩場の端に近づくと波しぶきがカメラに掛かります。
イシガキダイ幼魚、うねりがあるので浅瀬も濁っています。海面には荒波でちぎれた海草が沢山漂っているわけですが、そのうちのひとつに見え隠れする魚の姿がありました。
掬い取ってみればイシガキダイ幼魚でした。過去に2回採ったことはあるのですが、このサイズというのは初めてです。(全長:3.0cm)。
今のところ、まだスズメダイ科は見られませんでした。黒潮が近い状態なので期待だけが先行しています。
6月中旬の大潮、台風5号の後に一度行ってきたのですが磯の状況が不良だったので、この日だけ晴天!という日曜日に再び行ってきました磯採集。
爽快と言えるほど天気は本当に良かった! 遠くまで見渡せて魚を見つけ易い!けれど、う~ん種類は前回の大潮の時と大差ない状況ですね。
爽やかな日 | クロダイ幼魚 | 白っぽいカゴカキダイ幼魚 |
クロダイ幼魚、今年見かけるのは初めてです。まだ透明感が残っていて、エラの部分、内蔵の位置、背骨などが見えます(全長:3.0cm)。
白っぽいカゴカキダイ幼魚、クロダイを採集中に何となく白っぽいカゴカキダイがいたので採ってきました。水槽に入れても後に写っている個体と比べるとかなり白いです。次の日も同じです(全長:3.0cm)。
磯はまだまだ海藻が多い。魚が居そうと思える場所にも居なかったりします。黒潮が接近しているので期待感がある分、拍子抜けの感があります。
6月の磯採集 ニザダイ幼魚が出てきた!(2018/6)で採集したウキゴリ属はドロメでした。
名前が判ってしまえば、検索で類似の画像が沢山出てきます。魚を見慣れていないうえに注目する魚でない場合は難儀します。 「魚(幼魚)の画像」にドロメを追加しました。左の画像をクリックして見てくださいませ。 |
5月最終週~6月にかけては大潮でしたが、曇りの日が続いていました。天気予報では「5日振りに青空が拡がるよ!」と、晴天が続くのは向こう4日間なので風の弱い日を選んで行ってきた磯採集は6月となりました。
天気が良くて風が弱い、磯採集には絶好の日和なのですが、得てしてこんな日はお魚さん達もどこかへ出かけている。 と、いうのを過去が物語っています。
で、ハゼの子供、ボラ、メジナは沢山いるけれど他の魚がキヌバリを除けばいないわけで、姿を確認できないんですね。唯一、ニザダイ幼魚が現れたことで魚種の少なさをカバーしてくれました。
晴天で薄っすらと大島が見える | ニザダイ幼魚 | ニシキベラ幼魚 |
晴天のこの日は大島が薄っすらと見えました。
ニザダイ幼魚、深くなった磯のくぼ地でキヌバリを眺めていたら、岩壁をついばみながら出てきました。見られたのは3匹だけです。6月の初めに見られるというのは私の記録では2004年以来で、黒潮大蛇行の年でもあり沢山見られています。ということは… 今年も、多く流れ着くということになりそうです。
ニシキベラ幼魚、前述したように他の魚、例えば、ウミタナゴ、チャガラ、アヤアナハゼ、キヌカジカ、クモハゼなど再撮影の為に採りたい魚が見られないわけで、辛うじてニシキベラ幼魚を1匹見つけただけでした。写真を撮ってみると尾びれの下側3~4本の軟条がかじられて無くなっていますねぇ(全長:3.2cm)。
前回と比べると今日は見られる魚がとても少ないです。次回の大潮時は黒潮が近づいていることだし、ニザダイも見られたことだし、色々な種類の魚たちが来ることを期待しています。
風の強い日がづ~っと続いていた中旬の大潮、風が弱まってきた頃は既に小潮となっているのですが、ここで行かなければ後がない!ということで行ってきました磯採集。
最大干潮は午後の3時、ほとんど行ったことが無い時間帯ですね。でもお月さまの周期は変わりませんから私が合わせるしかありません。磯は、まぁ風は穏やかなのですが、場所によっては少し見にくい処もある状態なのだけれど前回よりも良い。
タイドプールや浅瀬では前回まで見られなかったメジナとチャガラの稚魚(幼魚と呼ぶには小さすぎる…)が見られました。ハゼの子の群れの中にはウキゴリ属と思われるものやカゴカキダイの稚魚も見られます。み~んな小っちゃいですね稚魚ばっかりという感じです。
メジナ稚魚 | カゴカキダイ稚魚 | 赤クラゲ |
メジナ稚魚、体に透明感がありながら少し着色し始めています。水深5cmほどの小さい小さいタイドプールで20匹程が群れており、その中の1匹を採りました(全長:2.1cm)。
カゴカキダイ稚魚、こちらも体に透明感がありながら少し着色し始めています。ハゼの群れの中に2匹~4匹ほど混じっているのが見られました。小っちゃいけれど黄色味が目立つのですぐ判ります(全長:1.9cm)。
赤クラゲ、南風があったせいか、流れが淀んでいるところではミズクラゲが沢山見られるのですが、今日は赤クラゲ(Web検索した)もよく目に着きました。浅瀬にもプヨプヨと浮かんでいるので歩いて渡る時にはちょっと注意しなければいけません。
ハゼの子供たちの中にウキゴリ属? | ウキゴリ属(ドロメに訂正) | ブリ稚魚 |
ハゼの子供たちの中にウキゴリ属?、ハゼの子供たちの群れの中に1匹だけちょっと大きいのがいる、ウキゴリ属と思っていた。毎年一応気にはしているのですが見かけることは少なかった。今日は割と広範囲で見られました。
ウキゴリ属(ドロメに訂正)、スミウキゴリと思われますが、2010年に採集した個体より少し小さくて着色もまだ不完全です。もう少し成長の様子を見てみたいです(全長:3.2cm)。⇒ ドロメでした(6月5日:追記)
ブリ稚魚、ここの磯では初採集種。浅瀬で自分がやっと隠れることができるぐらいの小さなちぎれ藻に付いていたもので、ヒレを動かした時にできる小さな波紋で「お~何かいる!」と判りました。この子も着色がまだ不完全です(全長:3.2cm)。
今年は3月頃から黒潮が接近傾向であり熱帯性魚類の着岸も早いと予測しているのですが、今のところまだのようです。まぁ温帯種でもそれなりに楽しめるのですが、熱帯種が加わるともうキラキラしてきますね。
今年のGW(ゴールデンウイーク)は大潮にあたります。風がずーっと強いのですが、中盤の1日は「一番穏やかな日だよ~」という予報にて、行ってきました磯採集。
磯は、まぁ前回に比べれば風は穏やかですが… やや強めという印象。いつものようにタイドプールを覗いていくのですが、浅いタイドプールでは殆ど動く魚の姿は見られなくて、「魚は何処にいったの?」という感じでした。
メバル | アメフラシ | キヌバリ |
メバル、赤味のチャガラに見えますがメバル幼魚たちです。写真よりもっと広い範囲で見ると約80匹ほどいました。こんな風に見られるのって本当に久しぶりです。
キヌバリ、陸上から手を伸ばして届く岩の上に水温計を入れて測っていると、キヌバリが寄ってきました。このキヌバリはあまり逃げようとはしませんなぁ。水温は21℃、浅瀬に足を入れると気持ち良いです。
今日採集したお魚はいません。チャガラ、メジナは今日も見られませんでした。メジナ幼魚が現れるのが今年は遅いです。
毎日毎日春の強風が吹き荒れて、磯に出るタイミングが難しかったのですが、天気予報の風予報 → 弱風、を信じて行ってきました春の磯採集 第2弾。
しかしッ、駐車場に着いてみれば、帽子が飛ばされんばかりの強風!。快晴の予報は当たっているが、風予報というのは当たりませんねェ~。
浅瀬の水温は19℃(12:00)で前回よりも低いですが、身に感じるほどの冷たさではありません。風のせいで水面にはさざ波が立ち良く見えないということもありますが、魚影は前回よりも薄かった。見られる種類も前回と変わりませんね。
タカノハダイ幼魚 | ハゼの子供たち | 海草が多い |
潮が満ちてきた帰り際、風が弱くなってきた時に採集したタカノハダイと海の様子を撮ったものです。
タカノハダイ、ハゼの子供たちを見ている時に岩の間からヒョイと出てきました。前回に採るのをためらった大きさなのですが、この日は他に採集魚がいなかったものですから。(白背景でも撮ってみました)
海の中はまだまだ海草が多いです。メジナやチャガラの幼魚は今回も見られませんでした。
桜の花びらがヒラヒラと舞い始めているころ、あまりにも天気が良すぎたので行ってきました、春の磯採集。
当日は晴天で風も弱くて暖かく、短パンにするかどうかを駐車場で迷いましたが、Gパン&長袖で回ることにしました。磯へ降りて水温を測ってみると、タイドプールや浅瀬は23℃(12:00)と思ってもみなかった高温度で、手を入れても足を入れても「冷たいっ!」とは感じられませんでした。
ボラ幼魚 | キヌバリ幼魚 | メバル(属) |
タイドプールにはボラ、浅瀬ではキヌバリとメバル(属)、タカノハダイと春の定番種が見られましたが、キヌバリはまだ黄色味が薄く、きれいに見えるようになるまでにはもう少し時間が必要です。タカノハダイも採集したかったのですが、見つけた個体は小さくなかったのでパスしました。
メバル(属)は17年ぶりの採集となります。毎年5月には見られるとの思いがあって採集することもなかったのですが、段々…段々…と7~8年前ぐらいから見かけなくなってしまいました。
メバルという名前の魚は2008年に3種に分類されており、アカメバル、クロメバル、シロメバル、となっています。上の写真個体はどれなのか?今のところ判りません。なのでメバル(属)としました。メバルという名前の魚はもういないんだよぉ。5月19日追記:メバル(属)⇒ シロメバルと同定しました。
イダテンカジカ | ミドリイソギンチャク | 緑の海草に覆われた磯 |
イダテンカジカ、浅瀬で岩から岩へピピューッと水面近くを移動する緑色のあの魚です。以前にも採集したことがあるのですが、その時は写真をうまく撮ることができませんでした。頭部部分に対になった3つの皮弁があります。もっと小さい個体は鮮やかな緑一色ですね(検索してみて下さい)。
ミドリイソギンチャク、検索してみると普通に見られるとのことですが、当方は初めて見る!、体幹は目測で4cm~5cmぐらいかな?結構大きいですよ。
潮の引いた浅瀬は緑の海草がいっぱいで、気を抜くとツルリと滑ってしまいそう!。
居ると思っていたメジナやチャガラの幼魚は見られませんでした。この日は最初の1時間でヘタってしまって通常は見て行く中間の磯はパスして、始めと終りの磯のみで2時間で採集は終了です。3日後にこの記事を書いているのですが、も~う筋肉痛です。